もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

J開幕

ついにJリーグが開幕。我が横浜FCの試合は明日なのだが、浮かれる気持ちは変わらない。
開幕初日はやっぱり観ておかないと、というので14時にはTVの前に机を置いて、MacBook Airを打ちながらのTV観戦。部屋ではiMacとTVをぜんぜん別方向に向けているので、これまでは振り返り振り返り試合を観ながらMacに向かっていたが、これは楽ちんだ。

ともに昇格候補の湘南vs仙台

選んだカードは迷わず湘南vs仙台*1。ともに前評判で昇格候補に挙げられるチーム同士の対戦だし、湘南は次節の対戦相手でもある。
湘南のスタメンは、臼井は怪我で出場せず、リンコンはベンチスタート。加藤望鈴木将太もベンチで、選手層はびっくりするくらい厚い。仙台は実況でも繰り返されていたとおり、ロペスと萬代が抜けた穴への目立った補強はないが、それでも言われなきゃわからないくらいの陣容。
試合が始まってみると、第一印象はどちらもやはり良いチーム。中盤も含めてのディフェンスでは隙も少なく、何人かの個人能力の高い選手がチャレンジしてそれを崩そうとする攻防は観ていて面白い。ポゼッションは仙台だが、カウンターの切れ味は湘南の方が上という印象で、なかなかに競った小気味よい試合展開。前半はスコアレス。
後半早い時間に、湘南がリンコンを投入する。アジエルはそれまでも中盤でキープしてリズムをつくっていたが、リンコンが入ってからは攻撃面での貢献が多くなり、二人で崩す場面も出る。
29分、遠目から大山が意表をつくシュートでCKを得ると、そのCKをジャーンが右足で決めて湘南先制。喜び方は開幕戦、ホーム、仙台相手ということでかなりハイテンション。ユニフォームをまくったらしくイエローももらう。
仙台は平瀬や佐藤由紀彦を入れて反撃するが、シュートチャンスはあまり作れず、岡山を上げるパワープレーも、5分のロスタイムも活かせずにタイムアップ。湘南が勝利した。少ないチャンスをものにして勝つ、これぞJ2という試合。
湘南は「去年のイメージそのままに」強いという印象。斉藤とジャーンのセンターDFに三田が加わって、守備は固そうだ。攻撃はリンコンが脅威。次節は頭から来るんだろうか。
仙台はチームのベースは高いが、要するに「点が取れるか」というところになりそう。中島と中原の2トップでスタートしたが、絶対的なエースというにはまだ届いていない様子だ。まんべんなく点を取るとしても、ゴールゲッターの柱は早くほしいだろう。

つい連想してしまう「開幕戦愛媛」

ニンジニアスタジアムっていう名前になったらしい。我らがニッパツ三ツ沢も含め、こうスタジアム名が変わるともう何がどこやらさっぱり分からない。愛媛vs熊本は後半からの観戦。
アウェイ用ユニのシンプルな白一色に、胸の「武者がえし」が強烈な印象の熊本。実況によると前半は熊本ペースだったそうだ。
見始めてすぐの9分の愛媛の攻撃。上村のタックルがファールか?というプレーが流されると、こぼれたボールを拾った赤井がそのまま縦のドリブルから、クロス。逆サイドで詰めていた田中がきっちり決めて愛媛が先制した。その前にも良いプレーが続いていた田中が、愛媛の攻撃のキーマンだというのは変わらないようだ。
失点シーンから後は、熊本がバランスを欠く。特に自チームが攻めているときの守備なのだが、これはどうやら熊本の特徴でもあるようだ。中盤がかなり前がかりになるので、カウンターを受けたときの広大なスペースは見るからに危ない。湘南vs仙台を見た直後というのも、中盤にスペースが目立つ理由の一つだったかもしれないけれど。
そのままの流れで64分、愛媛は江後の左サイドの崩しから、最後は青野が左足でコントロールしたシュート。2-0とする。愛媛の調子からみて勝敗はほぼ決まったという感じだった。
ところが、熊本GKの蹴ったパントの処理で、愛媛DFの対応がルーズになったところに「あの」高橋泰が早いタイミングでの左足シュート。右隅に決まって1点返す。それまで組み立てで苦労していた熊本だったが、点が入るときなんてえてしてこういうもの。
1点返されて愛媛は明らかに慎重になり、積極性が消えたのが災いして熊本ペース。FWを増やして攻めるのだが、アーリークロスに合わせた中山のヘディングシュートが惜しくも枠を外れるなど、決めきれなかった。辛くも逃げ切った愛媛の勝利。
愛媛は、2-0と2-1の場面でプレーに大きな差が出てしまった。点を取られたときの落ち着きの無さは、下位チーム故の自信の無さからくるものだというのは、よく分かる。それでも勝利を積み重ねて自信が付くかどうかが、次のハードルだろう。
熊本は劣勢の時間帯でのゲームコントロールにはっきり問題が出ていたので、先制されない試合運びができるかでこの先の結果が大きく違ってきそうだ。

おまけ

1試合半だけの印象だが、ジャッジがかなり緩いように感じた。つい、ゼロックスのあれの反動なのかなとか勘ぐってしまった。

*1:後で気づいたが、今年のスカパーはJ2ライブ月額1,580円也しか契約していないので、J1は見られないんだった。選択の余地無し。2年前に入っていたパックでは「J2全試合+J1録画が何試合か」だったのだが、削るとこ削らないと。