もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

人間砦の柏レイソル移籍

人間砦・菅野孝憲が自身のブログで、来季の柏レイソルへの移籍を発表。
Yokohamafc-Blog.com
スゲ、がんばれよ。
横浜FCは設立以来、なぜかゴールキーパーには恵まれている。菅野はその筆頭。入った当時は水原がいて、ヴェルディユースから来た小柄な選手がまさかその年にレギュラーポジションを奪うとは思っていなかったが、そこからは常に横浜のゴールを守ってきた。
相手FWがシュートを打つ最後の最後まで動かないことを、ある試合で解説者が褒めちぎっていた。それからは、TVでゴールダイジェストを見るときなどは、キーパーがシュートの瞬間に飛び上がったり体を倒してしまっているのを見て「うちの菅野の方が上」といつも思うようになった。
パントキックの正確さは抜群だった。試合前のピッチ練習ではいつも「凄え、凄え」と見ていた。

胸を突き合わせる、トゥイードとの試合前の儀式。キャプテンシーのあるベテラン・スコッチマンも、若い守護神を信頼していたと思う。
「菅野劇場」で相手サポーターを苛立たせるのが愉快で、ブーイングが大きければ大きいほど「しめしめ」と思っていた。どんなに大きなブーイングも菅野には平気そうに見えた。実際はどうだったんだろう。
プレーはあんなにふてぶてしいのに、マイクの前でしゃべらせたらプロ意識が高く、発言は驕らず、受け答えが大人びているところはお気に入りだった。
J2優勝セレモニーの三ツ沢で、アレモンたちとはしゃぐ姿。
もっと、もっと、と求めたくなる選手。同時に、うちには勿体ないと思っていた選手。
今年は、下では飛んで来ないシュートをたくさん決められた。菅野の向上心はとびきり高いから、これを体験したらもう下には戻りたくないだろうなと思っていた。だから、J2降格が決まったときはもう、菅野が移籍するのは覚悟していた。もしどこからも声が掛からなかったら逆に「どこ見てんだ」と怒ったはずだ。だから、ショックだが、驚きではない。
柏には南がいる。チームキャプテンだから、チームメイトやスタッフからの信頼は厚いのだろう。久しぶりにチーム内での競争ができるのも、菅野にとっては良い経験になるのかもしれない。
今よりもっともっと悔しく思えるような活躍を。