もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ついにXデー

29節、ヴィッセル神戸戦に0-3で負け、J2降格決定した。
キックオフ前に、降格決定の条件の一つである大宮勝利の報。シーズンも終わり近くになると、相手の結果を知ってから戦える有利不利がないようにすべての試合が同時刻に行われるものだが、その時期になる前に決まってしまった。
ショックの度合いはそんなに大きくないと思っていたのだが、試合後に声が出ないくらいのショックはあったし、ちょっと涙がにじんでいたかもしれない。でも淡々とはしていたよ。気持ちの準備なんてとうの昔に出来ていたさ。

気持ちの見えた試合だったけど

放送時間に合わせてTVの前へ。
試合前に内田がワンショットで抜かれ、「ここ数試合吹っ切れたような」とは解説の野々村。こういうふうにうちを見てくれる解説者って本当に貴重。この試合を解説してくれたのは良かった。
横浜のスタメンは、

    西山  薮田
奥  パウロ  吉野  内田
太田  早川  小村  和田
      菅野

西山がようやくスタメンに。三浦淳は移籍条件で出場できず、左サイドハーフは奥。カズはベンチ。
試合がはじまると、横浜の選手たちは大宮の結果を知っていたのだろうか、開始1分からファイト。今季で一番気持ちが見えた試合だった。が、9分にいつの間にか神戸に来ていた古賀に決められて早くも1点ビハインド。完全に出ばなを挫かれてしまった。
その後は前へ行きたい横浜が、気持ちだけが前に行くものの、チームとしての仕事はほとんどできずに神戸にコントロールされる展開。とにかくミスが多く、何でもないショートパスですら相手に奪われていっこうに形にならない。完全に気持ちが空回っている状態。激しいプレーから熱くなるシーンも。
それでも時折、強引なプレーからチャンスをつくる。珍しく前に人がおり、逆サイドまでつながればシュートコースも開くが、最後の一歩が足りず打ち切れない。前半は0-1で、後半へ。
後半は頭から奥に替えて呉範錫を入れるが、システムは変えずに人を替えただけでリズムにも変化はなし。カズ、平本と投入して前の人数を増やしたが、そこへのボールはほとんど入れられず、逆に後ろで組み立てられずにカウンターを浴びまくる。
63分に再び古賀に決められて2点差になると、横浜の動きは大きく落ちた。左サイドバックへポジションチェンジした西山が足を吊ってろくにボールが蹴れないわ、前半から運動量が目立ったパウロや内田がガス欠でミス連発するわで、まったく望みのない展開になった挙げ句、三たびカウンターから田中に決められて0-3。
試合終了。

土壇場でこの内容では、降格が順当だ

何をしなくても自然に気持ちが入るシチュエーションの試合で、実際にその気持ちは見えた。その点には満足している。
一方、チームとしてはまったく壊れてしまったなあ、という印象が強くなっただけだった。気持ちでどうこうできるレベルじゃない。早い時間の失点や、前掛かったのをカウンター気味にというのはいつものやられパターンで、それが分かっていながら打つ手がないのが悲しい。去年の蓄積を活かさず、できもしないサッカーを指向する呑気さには言うべきこともない。ジュリオレアルは彼が出来ることをしたのだろうが、それまでにあったものを全部ぶっ壊してしまった。来季につながるものは乏しいだろう。試合後のインタビューで何が足りなかったかと問われ、「能力が足りなかった。ゴールが足りなかった。」では。
来週は今季最後の三ツ沢だ。降格が決まった以上、来季へ向けて動きだす。どうにかして行きたい。