もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

初フクアリで苦い思い

リーグ戦未勝利だったジェフ千葉に4-0の完敗。初めてのフクアリはとてもいいスタジアムだった。是非、来年も来たい。
蘇我駅までの道程は2時間強。駅からは人の波に紛れて迷うこともなく、気付けばもうスタジアムに到着。ぐるっとアウェイ側へ回り、開門待ちの列に並ぶ。手荷物検査を済ませて中へ入り、手早くそばで昼食を済ませ、そそくさとスタンドへ。はじめてのフクダ電子アリーナは、大きさも手頃、ピッチは見やすくなかなかのスタジアム。座席は空いているところを探し、なんとなく前から7列目へ。
スタジアム内の雰囲気はかなりアットホームで、劇場的な要素、スタジアムという非日常の感覚はかなり薄く、ジェフ千葉というチームの印象と重なる。実際に道行きではファミリーや女性の姿も多く、和やかな雰囲気はいつもどこかしらにあった。
場内アナウンスが反響でこもってしまってよく聞き取れず、そのせいかイベントの盛り上がりはもう一つ。チアリーダーが登場したが、唯一空席が目立つメインスタンドへ向けてのパフォーマンスではもったいなく感じた。
選手紹介。元千葉の滝澤へはあたたかい反応。対照的に、主審・家本のアナウンスにはホーム、アウェイ同時にざわつく。ここだけは妙な一体感。
横浜のスタメンは、怪我の早川に替わってセンターバックに入ったのは太田。左SBには中島。それ以外は最近の主力と目されるメンバー。

   シウバ   難波
滝澤  山口  根占   奥
中島  太田  小村  和田
      菅野

試合は、前半は横浜の守備がまあまあ機能していたが、局面ではことごとく負けてしまいどうにも嫌な展開。千葉のシュートを最初は体を投げ出してブロックしていたものの、徐々に追いつけなくなり、ゴール前を横切るボールに心臓が止まりそうな瞬間が連続する。
千葉はDFラインが高くコンパクト。DFの外国人(どっちか分からない)が積極的にオーバーラップするものだから裏には大きなスペースがあるが、横浜はなぜかそこを使えず、従って防戦一方。大きなサイドチェンジをされると1対1になってしまい、カバーが行く前に縦にぶち抜かれてクロスorシュート気味のクロスを入れられる。右から、左から。


2失点目でチームの勢いががくんと落ちた。時間とともに運動量も減り、このところ休んでいない選手の動きが目に見えて鈍くなって、そうなると勢い付いた千葉はやりたい放題だった。なんとか得点をと前めになった横浜だったが、その前めも中途半端で更に相手を楽にさせる。ルーズボールに行くでもなく待つでもなく、先に触った千葉の選手に一気に置き去られ大ピンチになったり。選手交替でも何も変えられず。消極的なプレーをつけ込まれての失点、失点。
最終的には4ー0で敗戦となった。
見ている自分はというと、白状な話だが2失点目の時点で敗戦は覚悟したし、3失点目の頃にはもう何だか吹っ切れてしまっていた。もちろん悔しいのだけれど、もっと「何かを見せてくれ」という思いでただ声を出していた。だから、最後に左からのクロスをシウバがヘディングで合わせたプレーはうれしかった。
去年もそうだったのだけど、対人で負けている試合の劣勢は顕著だ。J1ではそれがいかんともし難い程に傷口を大きくしてしまう。家本主審は人が違ったみたいにやたらと流しまくっていたので、横浜の選手はもっと強く当たりに行っても良かったのではと、今は思う。
太田のセンターバックは、4失点してしまったけれど、プレーする姿は堂々としてもう去年とは全く違うのだと実感できた。
川崎戦と同じ課題が出てしまったのは頂けない。現実的な話をすると、4失点は本当に痛い。うちは大量得点して勝つチームじゃないから、得失点差のことも考えるとこういうのはもう勘弁してくれというのが本音だ。川崎戦とでマイナス10だもの。痛いよ。