今日も堅守で完封
前節首位の柏に勝ったことで、メディアには横浜の好調ぶりを好意的に取り上げてくれるところもあるが、自分の中にはチームに対してそこまでの信頼感はない。勝ってるのは何よりうれしいし、やっているサッカーもこと守備に関しては胸を張れる内容だけど、どうにも落ち着かないような居心地の悪さがある。何かの拍子にひどい負け方をしてしまうのじゃないか。そうなったら落ちて行くのはあっという間だ。ああ、そうなったらどうしよう。勝ち慣れていないチームのサポーターの心境なんてそんなものだ。――小心者すぎる？
今日はTV観戦。3試合連続無失点の仙台と、4試合連続無失点の横浜の対戦は、大方の予想どおりにスコアレスドロー。でも緊張感のあるいい試合だった。
スタメンは、体調不良でトゥイードが外れ、出場停止の中島に替わって左SBに智吉がまわり、岩倉が右SB。エルゴラのスタメン予想では微妙ということだった城は無事出場。
カズ 城 ルイス 山口 内田 吉武 智吉 鄭 早川 岩倉 菅野
試合は開始15分くらいまではお互いに攻め合い、いつ点が入ってもおかしくない様相だったが、その後は潰し合ってスローペース。試合はやや仙台優位だが、どちらもそれほどチャンスはなかった。試合後には仙台サポーターからブーイングが少しあったが、それは良いところを出せなかった自チームへの不満だったんじゃないかな。まあそういう試合だった。
- 横浜の守備は今日も安定。仙台のブラジル人トリオを相手にしてもこれまでと同じような試合ができたことはよかった。
- 仙台のブラジル人トリオは本当に3人だけでやるのね。日本人は最初からまったく見てない。そんな日本人たち――熊林とか菅井とか――が攻撃参加してきたとき怖さは格段に高まるのが皮肉。
- とはいえ、やっぱり怖いブラジル人トリオ。審判に助けられた部分もあった。
- 一方うちのブラジル人――ルイス・アウグストは今日も目立っていた。ヘディングでのジャンプの高さなんてすごいな。気になったのは調子の良さからかガンガンいきすぎるきらいがあること。怪我にだけは気をつけてほしい。
- 押され気味の横浜だが、セットプレーなどで相手の隙を突いてやろうという意識がチーム全体にあるのが良い。
- 内田のロングシュートは惜しかった。守備でも献身的だったが、これはチーム全体に言えることか。
- トゥイードのいないDFラインも最後まで集中していた。鄭容臺の人への強さはボルジェスをキレさせたし、早川も危険なところを嗅ぎ取って判断良く対処。早川には改めて驚いている。
戦い方は連勝中と変わらず、まず組織的な守備。攻撃は裏を狙う。今日は遅攻からもいくつかチャンスをつくっていた。局面でルイス頼りになりがちなので、ルイスを利用して相手の逆を取るようなのももっと活かしたいな。連勝は止まったけれど、これまでやってきたことを今日も積み上げたという印象で、悲観することじゃない。
次節の相手・神戸は柏に勝利
次は中2日で神戸戦。その神戸だが、今日は柏に勝って調子は上向きか。また嫌な相手だなあ。一方の柏はこれで連敗。若いチームなので、これで脆さを出してくれれば占めたものだが。
