もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

かけ算わり算

柏戦の中継を見たら、なぜ横浜の守備が安定したのかという話の中で、高木監督の指導方法を「これまでは二次関数をやっていたのを、かけ算わり算からやり直している」と表現していた。妙に納得。
確かにこのところのディフェンスは難しいことをやろうとしてるわけではなく、各自が与えられた課題をサボらずに(ここが大事!)確実にこなした積み重ねなのだと見えなくもない。基本に忠実で奇をてらったところもないから、攻める方としても一度退かれたら苦労するだろう。柏戦のように好守の切り換えで先んじて陣形を整えてしまえば、飛び抜けた能力を持つFWでもいない限りそこから大きく崩されることはそうない。今季はカウンターを受ける場面がすごく少ないが、それがそのまま失点の少なさになっている。
そうなると、今回戦った柏のような守備がベースのところより、次の仙台やヴェルティのような個人技に長けたチームの方が怖いなあ。特に仙台のブラジルトリオはすごく嫌な感じだ。
高木監督は就任以来ずっと、自分たちのサッカーをするより相手に合わせた戦術で戦ってきて成果を出している。それは横浜のチーム完成度が低いからというのが一番の理由だったのだけれど、見ていると高木監督はそういう采配での能力、スカウティングからの分析力が高いようなので、仙台相手にどういったシステムで望むのかはとても楽しみだ。