もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vs水戸ホーリーホック

日差しはやわらかいのに、正面から吹き付ける風ばかり強くて、寒さを感じる中での観戦になった。
スタメン発表。まず水戸では、右SBに河野がいる。ブーイングは無しという方針で固まっていたようで、みると隣を制している人もいたくらい。ことの経緯は予めネットでみて知っていたからちょっと笑ってしまった。
さて、横浜は。

    カズ   城
ルイス 山口  内田  吉武
中島 早川 トゥイード 智吉
      菅野

警告累積の鄭に替わってCBには、前節守備固めで入って結果を出した早川。左SHにはルイス・アウグスト。ベンチには広野、秋葉、イザイアスが入った。ピッチでのウォーミングアップでは広野ばかり見ていたのだが、近距離からシュートに反応する姿が良かった。身長もそれほどなさそうだし、反応の良さで勝負するタイプ?
キックオフの時間が近づいても、スタンドはいっこうに埋まらない。いくら水戸戦とはいえさみしい入りは、発表では3,000人をやっと越えただけだった。
前半は横浜が風上でキックオフ。
水戸は攻撃の組み立てでミスが多くてだいぶ助けられた。ロングボールでのサイドチェンジで一瞬数的優位を作られても、横浜の守備は1対1で負けず、大きく前を割られるような場面は皆無(中島が飛び込まずに落ち着いた対処をしていたのが象徴的)。横浜の攻撃では、カズと城がよく動いてボールを引き出し、前線で起点になったところに中盤やSBが攻撃参加する形がよく見える。
14分、左CKを蹴るのはカズ。大きく越えた先のファーサイドで何故かどフリーだったトゥイードが余裕で折り返し、ゴール前でごちゃごちゃした中を吉武がらしく泥臭く押し込んで横浜が先制。ロースコアが予想された試合で早い時間にリードできたのは大きかった。
その後も横浜が優位に試合を運ぶ。サイドでの細かいパス交換から裏を狙う。FWの二人は技術でも気持ちでも水戸DFに完勝で、クロスの精度が低く追加点こそなかったものの、DFラインの裏を抜けるところまでは出来過ぎなくらい。守備では、奪われても切り替えが早くカウンターを受けることもない。前節で見せたような安定した守備で、菅野の目立つ場面はほとんどなかった。前半はそのまま終了。
河野は裏を取られすぎた罰か、ハーフタイムで交代。
前半の内容をみればまったく危なげない試合なのだが、追加点がないのが嫌ぁな感じで、後半はじめには水戸が少し盛り返した時間は気が気じゃなかった。前半よりも高い位置から追ってくるようになり、早川がいつものくせで持ち過ぎからピンチを招きそうになる。
75分、右からのFK。ルイスが蹴ったゴールへ向かうボールは、城がわずかに頭を当ててコースを変えたのか、そのままファーサイドのネットを揺らして横浜がのどから手が出る程欲しかった追加点。これで勝利は確定的だと誰もが感じたようで、ゴール裏では久しぶりに「テキーラ」。
あからさまな時間稼ぎのプレーをすることもなく、そのまま2-0で終了。3連勝は、大きな声じゃあ言えないがJリーグ昇格以来初5年ぶり*1である。守備をベースにして戦い、セットプレーで2得点。聞こえは悪いが、内容でも完勝だから満足している。
箇条書きでその他。

  • 観客の少ないときに限って良い試合をするんだよなあ。
  • ルイスは随分フィットしてきた。プレーの一つひとつが落ち着いているし、自信を持ってプレーしている。いいじゃないか。でも守備と攻撃で走るスピードがあからさまに違うのはちょっと。ブラジル人だし仕方ないのか。
  • 攻撃時に各々のプレイエリアがかなり広いのが目についた。内田が左コーナーフラッグ付近まで攻め上がったり、吉武が逆サイドで飛び出したり。ポジションはけっこう流動的で、そういうときにはチャンスになっている。
  • カズは動き出しも良かったが、声出しも良かった。こういうところの貢献は他の選手にはないものがあるな。
  • 勝利が続いているからか、スタジアムの雰囲気がずいぶん良いように感じる。
  • Man of the Matchの城、試合後に娘の手を引いて場内を廻ったのだが、その子がもうものすごく可愛くてマイッタ。ゴール裏から名前をコールされると丁寧におじぎしたりして。

それぞれの役割をきっちり果たした試合だった。次はミドルウィークに休みを挿んで週末再びホーム三ツ沢での柏戦。なんか今日の結果でうちが2位になったらしいので、いわゆる首位決戦なのだと。まあそんなのは気にせず、今出来ることをして勝利を目指そう。
…2位!?

*1:昇格初年度の2001年にやってた。もちろん昔すぎてぜんぜん記憶にはなかった。