もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vsモンテディオ山形

いつもどおり三ツ沢へ着くといつもよりスタンドが空いているような気がして、やはりWBCの裏では辛いのかとそのときは思った。でも結果は4,203人でいつもと変わらず。少数のコアなサポーターが支えるチームらしいといえばらしいか。天気は上々、風が強いものの観戦には悪くない日和。
横断幕が、拍手が、応援の声がある。やっぱりスタジアムはこうでなくちゃ。
スタメン発表。

   カズ   城
吉武  山口 吉野  内田
中島 鄭 トゥイード 智吉
     菅野

やはりというか内田がスタメンに入り、ルイスがベンチに。期待ができそうだ。
試合が始まると、勝てないチーム同士らしくお互いにおとなしい試合運び。山形は前から追ってこないので、横浜はDFラインでゆっくりとサイドチェンジを繰り返して相手の隙をうかがう。開始直後からこれだけ持たせてくれれば楽ちん。
仕掛けるのもお互いに右サイドから。横浜は内田がよく動いてよく拾い、智吉のオーバーラップからいい形をつくる。山形は去年と変わらぬ佐々木・臼井のコンビを中心に積極的な仕掛け。見たところではそんなに攻撃が不調とも思えないのだが。流れの奪い合いで攻め合う展開だが、シュートは入らない。
今年のジャッジは全体的に流す傾向だと認識していたのだが、今日の主審・松尾さんはけっこう細かく取る人で、次々と惜しげも無くイエローカードが振る舞われる*1。35分には、FKの場面でゴール前での競り合いをファールに取って横浜がPK獲得。しかも山形のDF内山は今日2枚目のイエローで退場に。横浜としてはラッキーだったが杓子定規すぎる。PKなんだし何も退場させなくても。ともかく、このPKをカズが決めて横浜先制。前半は1-0でリードして折り返す。
ハーフタイム、スタジアムDJからWBCの結果が伝えられる。日本がキューバに10-6で勝利!
後半も同じような展開。山形が一人少ないことを考慮するとかなり消極的だった横浜だが、なにがなんでも勝利が欲しいというのがよく分かる守り方。山形はやはり右サイドから仕掛けるのだが、右サイド一辺倒で変化が乏しく、力押しになってまたファールを取られるという悪循環。
終盤には山形の攻撃を止めてカウンターを仕掛けたり、ほぼ狙い通りの試合運びで1-0のまま試合終了。今シーズンの初勝利がようやくきた。

  • Man of the Matchの菅野。今日も決定機を防ぐ素晴らしい仕事。写真は、試合後にサインボールを観客へ投げ入れるところ。今年はこういうことをするらしい。
  • 内田はよく効いていた。シュートは少なかったがその意識は見えたし、運動量も最後まで落ちなかった。
  • 逆サイドの吉武は今日は守備の人。封じ込めたとは言えないが、中島とともにまずまず対抗できたかと。
  • ボランチの関係がちょっと変わった? 後ろからの繋ぎは吉野が主に担当し、山口は前線へのスルーパス狙ったりしていたような。
  • 小野智吉のドリブルが効果的。右から攻める共通意識がチームにあったからか、攻め上がりも積極的でらしさを見せた。
  • ルイスは途中からFWで出場。一人でフィニッシュまで行けるFWってうちには他にいないし、最後のドリブルシュートとかそれなりに期待感はある。
  • 相手が退場しても、その後は数的有利をあまり感じなかったし、シュートまで持って行くこともできなかった。攻撃はやっぱり課題が残るなあ。
  • 山形はジャッジに不信感ありありでプレーしてる選手がちらほら。気持ちは分かるがせめてキャプテンマークしてる人くらいは冷静にならなきゃダメでしょ。うちはそれで随分苦しんできているが、もったいないよ。

厳しい日程で、次は中3日で札幌戦。勝ったのでいじりたくないところだが。

*1:最終的には9枚も出た。そこまで荒れた試合でもなかったと思うが…。