もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

参加することに意義がある?

ちょうど冬期オリンピックの開会式が行われた数時間後だから言うわけだが、日本にとっての2006ワールドカップは参加することに意義を見いださないと何も残らない大会になるかもという不安が募った。日本代表がアウェイでアメリカ代表と対戦した、代表の今年初戦をTV観戦した感想だ。
結果だけ見れば2-3で一点差負けだが、その実はどうしようもない試合。何あれ? 前半だけでシュート16本を打たれた内容は、終始押しまくられ、攻められて苦しいのに大きく展開せず隣の人へ渡すだけのパスを繰り返し、中盤で詰められ奪われ、ミスも多く、集中力もなく、5、6点取られていても不思議ではなかった。まったくがっかりさせられた。
後半しばらくして、ようやく日本も攻撃らしい攻撃が出来るようになったが、それも相手の攻め疲れから試合のペースが遅くなったためで、自分たちで流れを引き寄せたのだという前向きな見方はし難い。交代出場した選手は目の前の有様に奮起してよいパフォーマンスだった――特に長谷部はすばらしかった――が、そのうちどれだけの選手が本大会のメンバーに選ばれるかを考えれば、その成果も今日だけのことだろう。
情けなく刺々しい気持ちで、ロスタイムの中澤のゴールに重なるアナウンサーの「盛り上げる」絶叫がとても耳障りに感じられたし、試合後のインタビューでろくに突っ込まないインタビュアーにも軽い苛立ちを覚えた。更に宮本のコメントにはがっかりで、あんなに自分に甘いコメントはテレビだからだよな? 現実を見てないわけじゃないよな?
試合はそんな具合であまり楽しめなかったが、アメリカという特殊な地域性がもたらす違和感は楽しめた。野球場での試合ってのがいいし、スタジアムの雰囲気も馴染みのあるサッカーの試合とはちょっと違う。応援の歌もなく、ずっとざわざわしているような感じが珍しく面白かった。
そろそろオリンピックの中継もはじまる時間だ。そっちで憂さを晴らそう。