業界ではよくある光景。
とあるクライアント先にて、Windows XPをSP2へアップグレードする作業。一人あたり7、8台を、十数名での総掛かり。段取りは別の同業者がやってくれて滞りなかったのだが、時間は予定を1時間程オーバーしてしまった。
実作業では、インストーラーを起動したら30分〜1時間はやることもなくただ待つだけになってしまうので、CDをたくさん用意して何台も並行して効率よく行うのだが、何しろ1台ごとが遅い。大企業とはいってもまだまだ古いPCは多く、起動にしろログインにしろとにかく待たされる。加えてソフトのアンインストール、インストールで何度も再起動させられ、作業時間のほとんどは待ち時間という有様。
空調の利きが悪いのか室内は暑く、風邪を押して出てきた身体はすぐ不調を訴えて、途中ソファーで仮眠をとって持ち直したりと散々だった。
Windows Server 2003 の技術ドキュメント、ダウンロード、およびその他のリソース
クライアントPCを集中管理するような仕組みを、この規模の大企業なら当然導入すべきところで、なぜやらないのかまったく不可解だ。こうやって人海戦術で対処できるのだから、予算がないわけではあるまい。もちろんこういった仕組みですべてが解決するとは思わないが、CDとチェックシートを抱えて無人の事務所を駆け回るのは、最後の手段にできるはずだ。
それで食っているうちみたいな会社は、逆にそんなことされたら商売あがったりなのかな。
ナイターで長嶋さんの、予想よりずっと元気な姿に安心し、昨日の試合の録画は明日見ることにして、寝る。
