地震の影響で前節・熊本戦が延期になり、2週間ぶりのJ2リーグ戦。アウェイでのV・ファーレン長崎戦をリアルタイムでオンデマンド観戦。相性の悪い長崎を相手に3-1で勝利。
小机では同時刻キックオフでシーガルズ戦があり、行く気満々だったのだが、連休初日ということで思い切り寝過ごした。こちらは敗戦。
負けていないので、スタメンはFWのコンビを入れ替える等わずかな変化だけでほぼ固定。
対する長崎は3-4-2-1。試合前には、かつて横浜に在籍していた#1大久保択生のJ2通算100試合出場セレモニーが行われていた。
主審はあの西村雄一氏。スカパーでのコイントス時の映像はもうお馴染になったが、氏のとても紳士的で落ち着いた雰囲気は、試合中のそれと違って意外だった。中にはぞんざいにちゃっちゃっと済ませてしまう主審もいるのだ。
試合開始。ファーストシュートは2分に横浜。右サイドから#19小野瀬が中へ、#14イバは打てず、こぼれを#8佐藤がミドルシュートも枠上へ。
だが横浜の攻撃はこれだけで、その後は長崎が優位に試合を進める。
トップの#9永井を中心にスピードを活かそうという意図があるのか、最終ラインからでもどんどん裏を狙ってくる。横浜はリトリートしたポジションから相手が入ってくるのを待つが、それを飛び越えて最終ラインの裏へ。#4デニス、#5西河がよくマークして自由にこそさせないが、反撃する時間はなくペースは長崎。
だがその長崎は、深く侵入してからクロスを狙うというのではなく、少々遠めでも打てるならシュートをバンバン打ってくるの。積極性は良いのだが、シュートは悉く枠内へ飛ばないのでそれほど怖さはない。
横浜は、20分過ぎまでほとんど攻撃はできず。#9津田がスペースで受けてCKを取ったりはしたが、相手ゴールへ迫ったのはセットプレーくらいだった。
前半はスコアレス。
後半は、頭から横浜がやや強く行き、その流れでCKを獲得。そのCKで、エリア内の競り合いで佐藤が倒されたという判定でPKを獲得した。59分、イバが決めて横浜が先制。
70分、長崎の攻撃。横浜の左サイドから#6前田のクロス、永井がニアへ走り頭でコースを変えてゴール。1-1。
直後、#6野村→#21大崎。大崎を左ストッパーに入れて3バックに。続く81分にはイバ→#39大久保。これが当たる。
83分。#10寺田が右オープンスペースへ浮き玉のパス。津田が縦へ進み、ゴールライン際からふわりとしたクロス。大久保がヘディングで決め勝ち越し。2-1。
更に86分、再び寺田から中央DF裏へのパス。津田が抜け出しGKとの1対1で、脇を抜くシュートで3-1。
そのまま3-1で終了。
前半の20分頃まで一方的な長崎の時間だったのだが、そこを無理矢理跳ね返すのではなく我慢し続けたのが良かった。このところ守備が安定して結果を出していることが、選手たちには精神面で良い方向に出たのでは。シュート数は長崎14に対し横浜は8。我慢してチャンスに確実に決めたといえる。
長崎はロングボールを多用して来たが、FW頼りで押し上げが足りず、横浜はDFが対応できさえすれば二次攻撃に悩まされることもなかったので、ボランチの寺田と佐藤もそれほど守備に追われなかったし、それが後半の攻撃参加に繋がったのでは。得点につながるパスを出した寺田だけでなく、佐藤もよく攻撃にからんで良い形を作れていた。
イバはやはり相手マークがきつかったが、PKで得点という結果が付いたので、変な力みにはならないだろう。大久保と津田の両FWにも得点があり、言うことなし。
次節は岡山とのホームゲーム。但しスタジアムは日産スタ。足を運ぶのは何年ぶりかであり、ホームゲームという感覚はあまりない。