もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

4得点快勝

本城でのアウェイゲーム、ギラヴァンツ北九州戦は、4-0で快勝。予想していなかった大量点差での勝利。

野村、イバ×2、大久保での計4点は、ともに今季初ゴール。内容に得点差程の差はなかったが、相手のミスからのチャンスをことごとく決めたのが大きかった。守備も最後の所でよく踏ん張り無失点。

「勝ったら変えない」ということで、メンバーは前節と変わらず。

津田
イバ
野村
佐藤
寺田
小野瀬
田所
西河
野上
市村
渋谷

北九州は#25小松、#9原、#43本山らがベンチ外で戦力的に厳しかったよう。

試合は、序盤はやや北九州ペース。リトリートして守る横浜に対し、パスを繋いで前進するが、ブロックの中へ入るプレーや崩すアイデアがなく、シュートチャンスは多くない。

横浜はいつもよりも少しだけ前を意識していたろうか。DFラインがずっとフラットに保つのでなく、マイボールでは両SBが高く位置し、ボランチが下がってビルドアップに参加していた。その分やや中途半端で、プレスのかけどころがあいまい、中盤から前へ繋ぐ役割がおらず、サイド偏重だった。

藤田主審はコンタクトプレーをやや細かく取る印象で、ゲームスピードが上がらないのは横浜に利していたのでは。

15分頃、横浜の最初のチャンスは右寄りの相手ゴール近くで得たFK。#14イバの左足キックはファーを外から巻いたが巻ききらず枠外へ。

23分、#19小野瀬が右の高い位置で溜めると、#10寺田が縦に走ってサポート。ヒールで戻されたのを受けた小野瀬がドリブルでエリア内へ侵攻し、マイナスのクロス。走り込んだ#16野村のダイレクトシュートは相手に当たってコースが変わりネットを揺らした。横浜が先制。

小野瀬が溜めている間、北九州のプレスがなく、楽にボールキープできていた。リードしてからの時間はその傾向が続き、中盤で#10寺田や#8佐藤が自由に動いてプレーできたため、流れは徐々に横浜へ。

39分、似たような位置からこの日2本目のFK。イバが今度はニアへ、GKから逃げていく軌道のシュート。GKが触るも弾き出せずにそのままゴールイン。1本目の残像があったか。2-0。

43分、ペナルティエリア内で北九州DFの不注意を、小野瀬が背後から奪い、すかさずヒールパス。どフリーのイバが左足でずどん。3-0。

前半での3点リードは予想外だったが、北九州がそのままとは思えず、特に後半開始の時間は注意が必要だと考えていた。

案の定そういったプレーが訪れる。左(横浜の右)からのクロスがファーまで飛び、待っていた#7風間がボレー。ファーの上隅へ飛んだシュートは#1渋谷が横っ飛びでファインセーブ。

今季の横浜は、クロスをファーで合わされるシュートでの失点で勝ち点を失ってきた。逆サイドをある程度捨てて中央を固める守り方なので致し方ない面もあるが、同様のプレーでの失点が続くと心理的な悪影響もある。渋谷のセーブは大きかった。

横浜の後半のチャンスは、52分、寺田からの長い縦パスに津田が抜け出すも、#1GK阿部が一歩早く飛び出しヘディングのクリア。62分、右CKに#2野上がヘディングで合わせるも、相手がゴールライン上でクリア。野上は、開幕時は心配なプレーだったが、ここ数試合は調子が戻って来た感がある。彼らしい対人での強さが戻って来た。

選手交替から、北九州はややロングボールに頼るようになる。高さ勝負ではなく、相手ゴール前でのプレーを増やしたいという意図だったように思う。

82分、斜めに入った#13多田の落としを#18内藤がボレー、ニア上隅へ飛んだがこれも渋谷がセーブ。

84分、北九州がDFラインでパスミス。大久保が拾い、落ち着いて右足でコースにシュート。4-0になり勝負あり。そのまま試合終了。

横浜にとっては大きな勝ち点3になった。

大量得点で無失点。まだゴールのなかった野村、イバ、大久保の得点。イバは期待が大きかっただけに、前節のアシストに続いて結果を出したのは、今後に繋がる。守備も、ペナルティエリア内での集中は高く、渋谷のゴールキーピングも安定していた。

但し、この日の北九州は運動量もあまりなく、何よりプレスの強度が感じられなかった。横浜のキーマンである寺田に複数人で奪いに行くことも、DFラインでのパス回しでバックパスを誘うような迫力もなかった。横浜が最も嫌がるプレーをしなかったので、そこは差し引いて見ないといけない。

次節はホームでヴェルディ戦。苦手のホームゲームだが、勢いに乗じて勝ちたい。