もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ミロシュルス復帰、津田の初ゴール

ツエーゲン金沢とのアウェイゲームをスカパー!オンデマンドでライブ観戦。

入院していたミロシュルス監督、3試合ぶりの復帰戦は、2-1で勝利。

津田
イバ
野村
佐藤
寺田
小野瀬
田所
西河
野上
市村
渋谷

正GKの#18南がインフルエンザから回復したがベンチ。スタメンは若い#1渋谷のままだったが、勝ったら変えないということらしい。ということは次節も? FWの組み合わせは試合毎に異なるが、中盤以降は変えず。

試合は、横浜はここ数試合を継続して守備的。金沢がブロックの外からチャンスを窺い、ときおりサイドからよい形を作る。横浜はそこをカウンター。

開始早々、#14イバのポストから#16野村が裏へ抜けるコンビネーションを見せた。イバは加入から一ヶ月ほどで、ようやく周囲との関わりに良さが見えるようになってきた。動きも硬さが取れ、味方もハイボールより足下へ付けるイバによってやりやすい形がわかってきたようだ。

9分に横浜が先制する。センターライン付近で金沢の#5太田がボール保持に手間取るのを#19小野瀬が奪い、そのままドリブルで独走、ゴール前で持ち変え右足で外から巻くようなコントロールされたシュートを決めた。

喜びもつかの間の11分、金沢が右(横浜の左)サイドのスペースへ侵入してクロス、渋谷が飛び出すも触れられず、ファーで待っていた#9安柄俊がヘディングで合わせてゴール。1-1。

金沢の右サイドにはこの後も手を焼き、#11古田への警戒で、マークする#16野村は低い位置取り。前節同様DFラインと並ぶことも多かった。こういう仕事ならアタッカーの野村ではなく例えば#22永田を使うとか、CBタイプを入れて#2田所を一つ前にする手もあると思うが。

18分、#2野上のパスを下がって受けたイバが、相手を制しながらターン、DFラインと駆け引きしていた#9津田へパス。津田はこれぞという縦の動きで抜け、左足でニアの上へ豪快に決めた。2-1。再び横浜がリード。

43分、3対2の数的優位で絶好のカウンターのチャンスがあったがシュートはGKの正面で、1点リードのまま折り返し。最初のリードからあっという間に追いつかれた反省からか、二度目のリードからは堅く行って、まずまず無難に凌いだ。

後半56分、金沢のFKに安がヘディングで合わせ、渋谷がセーブして逃れた直後のCK。#8佐藤が中央の競り合いでハンドしてPKを献上。佐藤は相手のファールを主張していたが、頭より高いボールに手が出ている時点であまりに不用心。ところがこのPKを、#10熊谷が枠上へ吹かして難を逃れる。

その後は、時間とともに金沢の攻撃の意欲、横浜の守備への意識が高まって、金沢がかなり押し込んだが、横浜はゴール前に人数をかけて凌ぎ切った。

これで3連敗の後、勝ち、分け、勝ち。

前の2試合は増田コーチの暫定指揮で、ミロシュルス指揮での勝利は今季初。遡れば昨季の辞任前8連敗もあるので、思い出せないほど前になるが、それだけにこの復帰戦で負けるようだと雰囲気も悪くなったはずなので、勝利で飾れたことはとてもよかった。

守備のタスクが多く、持ち味を出せていない選手も散見されるが、結果が出ていることは喜ぶべき。そうした中で小野瀬が得点し、この試合では待望の津田のゴール、イバのフィットも進んでいる様子。他チームと比較してチーム作りが遅れていたが、ようやくそれらしくなってきたというところか。

津田は後半には、ラインとの駆け引きで裏へ抜け出すらしいプレーが何度もあった。ゴールという結果で、本人も肩の力が抜けたのでは。

守備に関しては、それぞれが自分の仕事をよくやっていると言えるが、どうしても左サイド、田所と野村の関係、またカバーに入る西河や佐藤あたりの連携に不安も残る。このサイドからのクロスが失点に繋がっている。シーズン当初に心配していた野上は、一度外れてからスタメン復帰した後はミスもなく、あれは何だったのだろうと訝しむほど。

次節は再びアウェイ、北九州戦。