もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ニッパツ横浜FCシーガルズと桜

三ツ沢公園の桜は見頃だった。

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2016プレナスなでしこリーグ2部 第2節 ニッパツ横浜FCシーガルズ vs セレッソ大阪堺レディース 結果

昨季にも一度だけ観戦したシーガルズの試合。今季はホームゲームをニッパツ三ツ沢で開催する頻度が上がったので、4月2日、早速足を運んだ。雨が心配だったけれど、家を出てから帰宅するまで一滴も降らず。こういう日もあるのか。

チケットのことは何も考えていなかったが、行ってみたら入場無料。開放されているのはメインスタンドのみで、やはり昨季のシーガルズ戦で来て以来。改めてゴール裏席とは観やすさが段違いで、サッカーの試合を楽しむという本質の部分では満足感が高かった。

売店では昼食と、リーグのオフィシャルガイドブックを購入。1・2部の全32チーム、選手のカラー写真入り。エンブレムには見慣れたものばかりではなく、考えてみればJ1の強豪でさえレディースチームはあまり力を入れていないところもあるので、うちは運が良かった面が大きいのだなと。

対戦相手は同じ昇格組である、セレッソ大阪堺レディース

イメージでは相手の方が格上だったが、試合は横浜が攻勢。右の#19佐藤渚、左の#7山本絵美らがサイドを突いて再三チャンスを作った。横浜の方が出足が早く、プレスも強く、中盤は横浜が拾った。前半中に#11吉田瑞季が負傷して#20石原愛海に替わったが、ペースを握っていたこともあって影響はさほどなし。システムはどちらも3-4-3のような形だが、横浜は大阪のサイドを狙い続け、大阪の守備をかなり押し込んだ。だが決めきれず、前半はスコアレス。

ハーフタイム、スタンドでホットコーヒーをすすっていたら、場内放送でシーガルズの応援ソングらしき曲が流れていた。あれはどういう曲だろう?

後半は、まず大阪が反撃。サイドが変わって、目の前に来た大阪のディフェンスラインは4バックになっていた。まず両サイドのケアをしたということか。また前線からのプレスもしつこく来るようになり、横浜のビルドアップはやや拙さが出てミスからピンチを招く。

67分、横浜の右CK。ペナルティエリアのニアの角付近に選手が密集し、どどどっとゴール前へ雪崩れ込む奇襲、ゴール前でマークが外れた#6加賀孝子が押し込んで先制。

優位に試合を進めながら決められず、やっと得点できたことで、ほっと一息ついてしまったろうか。直後の大阪のカウンター。GK#24新井翠が飛び出すがクリアしきれず、#13矢形海優に枠内へ運ばれた。1-1。

71分、#14牟田佳織に替えて#22岩木綾乃。中盤のバランサーだった牟田からテクニシャンの岩木にして勝ち越し点を狙った采配(前知識なしで観ただけの印象)と思うが、ある意味では狙いどおりにお互いスペースを与えて攻め合う危なっかしい展開に。チャンスもあったがピンチも増え、観戦している身には面白いが心臓にも悪い。横浜は前半飛ばしすぎて足も止まった。

シュートば枠を掠めるが、どちらもネットは揺らせず、1-1のまま試合終了した。

前半にあったチャンスをどれか決めていれば、また随分違った展開になったのではと、勿体なくも思う。同じ昇格組のセレッソ大阪相手のホームゲームであり、勝ち点3が欲しかった。

大阪はキャプテン#10西田明華が(誉め言葉としての)上手くて汚くて目立っていた。大阪のバックスはみなあまり身長がなかったので、ハイボールで勝負しても面白かったかもしれない。

横浜は、昨季に観て気に入った#14牟田が、やはりボランチらしいクレバーさで好ましかった。#17藤掛まゆは身のこなしや重心の低いドリブルが小野瀬を思わせて気になった。DFとFWの両田中がベンチだったが、新加入の選手はみな上手く、特にGKの新井は失点シーン以外にミスらしいミスもなく安定していた。特にキックは素晴らしかった。

これだけ楽しいものを無料で観てしまうのは申し訳なかった。次に行くときは「かもめいと(チーム応援基金)」に入会しようと思う。というか、行く前は考えていたがすっかり忘れていた。申し訳ない。