アウェイの試合をオンデマンドで観ても、結果が芳しくないとブログに書こうという意欲がなかなか湧き上がらない。
18日のJ2リーグ37節・京都サンガ戦はホームゲーム。ようやくオンデマンドで観たのが20日夜で、結果は引き分けだったがこうして書いている。
試合前の順位は、横浜FCが16位、京都が18位。どちらもこの順位にいるのは不甲斐ない。
横浜のスタメンは、FWに#11カズが入り、その他は変化なし。京都は#31大黒がベンチスタート。
試合は開始から京都ペース。横浜の守備は対人が少々甘く、京都がボールを回す。
21分、カズが早々に負傷して#5野村に交替。右臀部は前にも痛めていた箇所だったと思う。
横浜の前線は#39大久保と野村のコンビになり、これは横浜サポーターには期待を持たせる組み合わせだと思うのだが、残念ながら前で時間が作れない。京都のDFラインはかなり高いのだが、その裏を突くこともできず、相手の攻撃の時間が長くなる。ボランチが左右に振られ、バイタルエリアが空くシーンも多かった。
33分に京都のビッグチャンス。#10寺田が低い位置でプレスを受け、パスミスから京都のショートカウンター。#7駒井が決定的なシュートを放ったが枠外へ逸れた。
前半はほぼ一方的に京都が攻めていたが、スコアは動かず。
後半に入ると、横浜も攻撃の意欲を見せる立ち上がり。両サイドハーフがポジションを入れ替えると、#14小池が裏を狙って飛び出すプレー等。京都のGK#21清水は高いDFラインをケアして守備範囲は広いが、これは戦術としてはやや危なっかしくも見える。後半にはエリア外で小池を押し倒して警告も受けた。
60分、#11伊藤のクロスに駒井がボレーもGK#18南がセーブ。なかなか見られないきれいなコンビネーションだった。
67分、#24松下→#34ロクシュトラウス。FWに入り、野村が左へ。ロクは降りてきての守備もきっちりする。横浜の攻撃は、相手の裏を突く意識が強すぎるのか、あいまいなロングボールが増えてしまう。ロクを経由するボールの動きはない。
80分、#10寺田→#19小野瀬。FWに入り、ロクが今度は中央へ。ロクは少ないタッチで攻撃にリズムを作る動きを何度か見せる。
90分、小池のランからのクロスに、野村がシュートを空振り。形としては横浜のこの試合一番の決定機だった。
スコアレスのまま試合終了。
J2残留争いという意味においては、横浜には貴重な勝ち点1とも言えなくもないか。京都はゲーム内容からも3が欲しかったろう。
終始優位に試合を進めた京都だったが、チャンスにシュートがGKの正面へ飛んだり、フィニッシュだけが問題だった。だからこの順位ということだろうか。とはいえ、監督が変わってから従来の京都の良いイメージに戻りつつあるように感じた。
横浜は、とにかく攻撃の組み立てがなっていなかった。大久保がスタメンFWに入ってここまで収まらない試合もあまりない。ロングボールを入れるにしても、大久保に一度当てる狙いと、直接DFの裏への狙いが混じってしまい、簡単に相手に渡してしまうことの繰り返しだった。
楽しかったのはロクのプレー。入団が決まってすぐに動画サイトで見たプレー集を思わせるような動きがようやく見られた。イメージとしては寺田に近く、相手がマークする対象が増えることを期待。
入場者数は7,464人。このままいけばわずかに昨季を越えそうだ。