読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ApertureからLightroomへ

Apple ApertureからAdobe Photoshop Lightroomへ移行した顛末。

Aperture開発終了のアナウンスは早々に現実のものとなり、先日のOSX10.10.3アップデートでいよいよ新しい写真(Photos)アプリが提供開始されるとともに、AppStoreでのAperture販売が終了。ついにApertureの利用ができなくなった(引き続きそのままの環境で使うことはできるが現実的でないという意味で)。

以前にiPhotoからApertureへ移行したときは、写真の枚数もたかが知れ、何も考えずにデフォルト設定のままやってしまった。今回はさすがに「何も考えず」とはいかず、事前準備からたいへんだった。

移行先に選んだのは写真(Photos)ではなくLightroom

アップル純正の写真管理アプリケーションとしては、iPhoto(ビギナー向け)/Aperture(プロシューマー向け)に代わり、新たにiOSライクな「写真」アプリが追加された。アップルからは「双方の代替となり得る」という、いかにもアップルらしい強気な(強引な)ニュアンスのメッセージが伝わって来るものの、その簡潔に過ぎる機能はビギナーならともかく、プロ向けと謳っていたApertureの代替とは到底なり得ないという巷の評価。

Apple - OS X - 写真 プレビュー

Aperture開発終了がアナウンスされてから、他社製の代替ソフトへの乗り換えを検討していた。候補はいくつかあったのだが、最も無難にデファクトスタンダードと言える「Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン(月額980円)」に決めた。レタッチツールとしてのPhotoshopはおそらく使わずに、LightroomLightroom Mobile for iPhoneの使用となるだろう。

Lightroom + Lightroom Mobile 体験版を試用する

元あったライブラリから一部だけを書き出し、Lightroom体験版上で仮移行。しばらく試してみた。

移行方法は、Apertureから任意に書き出す方法と、Adobeが用意したAperture Import プラグインを使う方法があるようだ。手動で書き出す方法は、Aperture上で編集したものを16bit TIFFファイルとして書き出すように書いてあったのだが、TIFFファイルのサイズがかなり大きい(自分の環境では、元のRAWが20MBに対して70MB以上)ため、早々に諦めた。

Aperture Import プラグイン提供開始 - Photoshop 日本公式ブログ

移行プラグインでは、どのメタデータがどう移行され、また何が移行されないのかも試した。予想していたよりも上手い具合に移行されるようだ。とはいえ所詮は別アプリケーションへの移行。高望みはせず、諦める部分はキッパリ諦めるのがいいだろう。

一番の留意点は、RAW+JPEGファイルの管理が異なるところだろうか。Apertureでは「対のファイル」として管理できるが、Lightroomでは「どちらか一方のみ使用」するか「それぞれ別ファイルとして使用」するしかないようだ。昨今の「カメラ本体でフィルター効果をかけたJPEG」は、それとして意識していないといけないだろう。今後撮影したものをLightroomへ読み込ませる際にも同様。

編集機能についてはLightroomの方がより高機能なので、細かな違いこそあれ問題視せず。

アプリケーションの使い方とともに、ファイルの管理方法も学ぶ。どのようにして移行するか。大まかには下図のようにすることとした。

カメラからはSDカードで、iPhoneで撮影した写真はLightroom Mobileから、外付けHDDへ取り込む。カタログはローカルにあるので、外付けHDDを常時つないでおかなくてもプレビューは見られる。図にはないが、カタログのバックアップはLightroomの機能で行う。元写真は単純コピーすればいいらしいのだが、何か上手い方法を考え中(追記:rsyncコマンドで差分コピーすることとした。Automatorでアプリケーション化)。

編集用の「スマートプレビュー」は全部ではなく一部、例えば最近のものだけに作成し、それ以外には作成しないといった管理をしないと、内蔵SSDはすぐにパンクしてしまいそうだ。

実際の移行作業

外付けHDDの購入

この移行を機に、あちこち(Mac本体+外付けHDD×4)にちらばったライブラリをある程度まとめたかったので、今後メインで使用するHDDとして新たに一台購入した。メイン機がノート(内蔵SSDは128GB)なので、性能よりも持ち運べること(外出先でのインポート)を考慮してポータブルタイプ。2TBで15,000円程。付属のA-microB USBケーブルが長く固いので、短くやわらかい物か巻取り式にしたいところ。

東芝 2.5インチ USB3.0外付け HDD (2.0TB) シルバー

東芝 2.5インチ USB3.0外付け HDD (2.0TB) シルバー

Apertureライブラリのバックアップ

作業前には何はともあれバックアップ。いくつかにわかれたApertureライブラリは、全てボールトを設定済みだったので、それを用いた。Lightroom移行時には新しいHDDへファイルコピーするので、あくまで移行作業中のトラブルに対処するための一時的措置。

インポート

前述のAperture Import プラグインを使用。

ファイルは、外付けHDDへ新たに作ったLightroom用フォルダへコピーしていく。これが時間がかかる。「調整された~フルサイズプレビュー」のオプションを付けて、800GBで14時間かかった。

移行は概ね良好。やはりフルサイズプレビューの扱いが、これまでペアで持っていたのとは違ってややこしい。Lightroomの扱いに慣れたら思い切ってカタログからは除外してしまってもいいかもしれない。

体験版から製品版へ

そうこうしていたら、Adobeから新バージョンがリリースされてしまった。体験版のバージョンは5.7.1で、リリースされたのはLightroom CC。

製品版を購入し、バージョンアップしようとしたがうまくいかない。どうやら一度体験版をアンインストールしなければならないよう。アプリケーションをゴミ箱へ入れ(Mac版)、念のため再起動。マネージャーからインストール。最初の起動でカタログのアップグレードがされ、特に問題なくそのまま使えている。

違い

まだ数日しか使っていないが、本来の名称が「Adobe Photoshop Lightroom」だけあって、Lightroomの方がPhotoshop的だと感じている。

Apertureは「元の写真の雰囲気を概ね維持したまま編集」するが、Lightroomは「やろうと思えば何でも出来そう」だ。スライダーを左右に動かすと、その変化がかなり大きい。

例えばApertureでソフトフォーカスをかけようとするとわずかな効果しか得られず、別のソフトやプラグインを使う必要があったのだが、これがLightroomなら標準の機能の範囲でそこそこ出来るようだ。

これから覚えなければいけないのがキーボードショートカット。G(グリッド表示)、E(ルーペ)、D(編集)、Tab(サイドバーを表示/非表示)、R(トリミング)、Z(ズーム)あたりは覚えたが、これまであったレーティングやフィルターのショートカットをどうするか思案中。

おそらく今後数年かけて、写真アプリも機能を拡大していくとは思うが、このままLightroomを使っていった方が幸せなような気がしている。