もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ホームで勝てない

昨日のシーガルズに続き、連日のニッパツ三ツ沢、V・ファーレン長崎戦。

カズのゴールで先制したもの一時逆転され、追いついての2-2ドロー。今季はホームゲームで3分け1敗と未だ勝利なし。

カズ
大久保
小池
中里
佐藤
松下
中島
パクテホン
楠元
市村

スタメンは、#2野上と#10寺田が怪我で外れ、#27楠元と#8佐藤が入った。控えには高丘や野村の名前が。長崎のベンチには大久保択生、そして監督は高木。

試合は早々に動く。12分、距離のある佐藤のFKをファーで#39大久保が頭で折り返し、#11カズが頭で合わせて枠内へ。横浜が先制。大久保をターゲットにする形はいつもと変わらないが、それでも競り勝ち続ける大久保はやはり頼りになる。カズは嗅覚の勝利。ダンスは一応見えたが、味方選手の集まりが早すぎるので、そのあたりは練習するべきか。

その後は、横浜が守備を意識し過ぎたきらいがあった。長崎はDFラインの裏、ペナルティエリア横へロングボールを入れ、#27イヨンジェを中心に走り込む。ボールの出所への横浜のチェックはそう厳しくなく、ある程度リトリートして待ち構えてしまっており、守備の時間が長かった。クロスに中央で合わされる場面も多く、前半は1-0で折り返したものの、このまま無失点とはいかないだろうという雰囲気。

その流れは後半いよいよ強くなり、ついに72分に#23梶川、74分に#7李栄直と立て続けに決められたのだが、どちらもそれまでと同じクロスからで、守備としてはあっさりゴールを割られた印象。工夫なり何なりが欲しかったところだ。

ところが直後の76分、佐藤のクロスから楠元がヘディングで合わせて同点。ファールを受けた横浜#24松下が早いリスタートをしようとして、それを妨害した梶川に警告が出された直後、集中を切らして目を切った長崎の隙に再び素早いリスタート。そこからのクロスだった。3連勝と好調の長崎だったが、逆転した直後にこういう気の抜けたプレーをチーム全体がしてしまったのは、こちらを舐めてくれていたからだろう。梶川は1失点目のFKの場面でもポイントからなかなか離れずに主審から注意されており、常習者なのかもしれない。

今季はフィジカルコンタクトを流す傾向にあり、見ていて「それをファールに取らないのか」というジャッジも両チームにあったが、例えば警告ではという足を刈る長崎のタックルにも注意で済まされたりしており、特にどちらかに有利不利とは見えなかった。

だが、それまでも主審の判定に再三再四文句を言って、熱くなっていた様子がより見えたのは長崎だった。#43植草が横浜ゴール裏のヤジに拍手で煽り返していたのは、どんなヤジが飛んだのかわからないので一方的に批判できないが、GKがジャッジに冷静さを欠いて抗議→警告を受けるチームというのは付け入る隙がありそうに見えて、実際そうなった。

その後はスコア動かず、2-2で引き分け。

シュート数は10-9だが、長崎が攻めて横浜が守っていた印象が強く、シュート数で上回っていたのは意外。好調の長崎を相手に、チームの心臓であり核である寺田と、守備の要である野上を欠いたなかでは、よくやったのではないか。

佐藤は試合を通じてそれほど目立ったわけではなかったが、器用にこなしたとは思うし、結果として2得点にもからんだ。長崎が中盤を省略してロングボールを多用してくれたので、守備面でのほころびが出るまでもなかったとも言えるか。

楠元は同点ゴールを決めたのもあって甘めに見てしまうが、守備でも大きなミスはなかった。チャレンジ&カバーの「チャレンジ」を担当することが多く、そのチャレンジもなかなか大胆で、前へ守備するタイプのよう。カバーする相方テホンの方が忙しかったのでは。

後半途中、永田を左SHへ入れて中島と同時起用したのは面白かった。ランのスピードで仕掛けられる選手だし、シュートの意欲もあった。彼をこのポジションで使えると、松下を一列下げるシステムも使える。

次節はまたホームで、予想外に低迷している徳島相手。