もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

横浜FCシーガルズをニッパツ三ツ沢で

横浜FCシーガルズの試合がニッパツ三ツ沢であるというので行ってきた。結果は7-1と圧勝。

プレナスチャレンジリーグ EAST 第3節 横浜FC vs ノルディーア北海道 公式記録

ニッパツでの試合はそうないだろうと思ったので、行ってみることにした。シーガルズの試合としては横須賀リーフで観て以来の二度目。

試合開催情報は、大きなバナーで告知はしているものの、公式サイト上でも14時キックオフということ以外よくわからなかった。チケットはどうやって手に入れるのか? 席割りは? 飲食売店等は? 観戦マナーは?

観戦マナーについては、なでしこリーグのサイトに「望遠レンズでの撮影不可」とあり、ゆったり観戦できる昼間の試合は久しぶりだったので持って行こうかと考えていたカメラ機材だったが、残念ながら置いて行くことにした。

スタジアムに到着すると、開けてあるのはメインスタンドのみ。チケット売り場はなく、そのまま入れたので拍子抜け。飲食売店はキッチンカー類こそないもののいつもと変わらず。グッズ売り場で「なでしこリーグオフィシャルガイドブック」を購入したが、A4カラー120頁は1,080円とは思えない作り。

スタンド中央付近に腰掛ける。客入りはそれほどではなかったが、横浜、北海道双方のサポーターがチャントも歌う。

天気はいいが、風が強く、スタンドで観ていると寒かった。

試合は、10分にセットプレーからこぼれ球を押し込んでノルディーアが先制したものの、その後はシーガルズの一方的な展開。第1節、第2節の対戦成績を見てもそこまで実力差があるとは思えないのだが。

シーガルズの攻撃はサイドから。特に4-4-2の右サイド、RSH#17藤掛とRSB#16山名が、まだこなれない連携ながら再三駆け上がってクロスを入れる。ノルディーアはその上がった裏を狙う意図は見せていたものの、ほとんどの場面でシーガルズが攻撃をやり切ってしまうため、奪ってカウンターの形を作れなかったのが一方的な展開になった一因か。中盤でのボールコントロールもシーガルズが制し、ノルディーアは守備に追われた。

チャンスはあるものの決め切れなかったシーガルズは22分、CKから#11吉田が頭で決めて同点。24分、PKを再び吉田が決めて逆転。PKは、吉田が裏へ抜け出した1対1でGKに倒されたもので、得点機会阻止だが判定はイエローカード。中村監督の「PKにすればいいというものではない」とアピールする声がスタンドまで聞こえていたが、確かにその通りだった。

その後はゴールラッシュ。吉田は計4得点。#9田中はFWらしいボレー、#7山本は左足アウトにかけた素晴らしいミドルでゴールゲット。

吉田は気持ちよくプレーできたのか、後半になっても運動量が落ちず、前線からの守備も光っていた。田中はいかにもセンターフォワードらしいタイプ。ポストプレーもそつなく、DFと競りながらゴリゴリ前へ持って行く馬力もあった。#7山本はゲームキャプテンも務めていたが、足下の技術はさすが。周囲が頼ってボールを預けてしまいがちなのが心配なくらい。

自分が気に入ったのは山本とともにボランチのポジションを務めた#14牟田。よく首を振り、中盤でのリンクマンの役割、胸を張った姿勢からボールを配球、機を見て攻撃参加。守備でもサボらず常に細かく動いてスペースを埋めていた。ああいう気の利くタイプはどうしても気になる。

DFラインから後ろは、ポゼッションでの巧みさは見せたが、DFらしい持ち味を見せる機会は少なく、どうしても印象は薄かった。

プレー以外で気になったのは、交替時の選手の振る舞い。下がるときにスタンドから拍手が送られるのだが、それに応える素振りを見せた選手は少なかった。少し視線を上げて頷くだけでいいのだが。普段の試合では観客数もあってあまり意識していないのだろうとは思うが。

熱くなり過ぎず、かといって思い入れがないわけでもないので、そのバランスがよかったのだろうか。純粋によいサッカーを楽しめた時間だった。行ってよかった。