もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

素晴らしいゴールだったけれど

ホームでのコンサドーレ札幌戦。ロスタイムのゴールで追いつき、2-2のドロー。

ブザービーターといえばもっと興奮しそうなものだが、90分で捉えれば、そこまで気持ちが上り詰めなかったのも事実だ。

キックオフは16時。スタジアムに到着してみると思ったよりも日差しがきつく、座っているだけでも疲れそうなので、日陰になる売店のあたりをぶらつく。この日は『神奈川区民デー』ということで、ゴール裏側には区の売店ブースもあり、いつもよりも少し安く色々売っていてありがたかった。フランクフルト入り焼きそばが500円。

黒津
パクソンホ
野崎
松下年
アンヨンハ
寺田
中島
野上
市村

スタメンは少し変化あり。左SBに#27中島。#36松下裕がベンチで、そこには#24松下年が一つ下がった。SHは左に#13野崎、右に#10寺田。2トップは二人ともCFタイプで、縦関係ではなくオーソドックスな2トップ。

前半は、球際でも強く行き、このところの試合の中ではよくファイトできている印象。惜しむらくはこぼれ球を拾って前へ進む力感が弱いところで、トップ下を置かないためパスも両サイドを経由するしかなく、相手ゴールは遠かった。つまり、いつもどおりにシュートが少ない。

それでも、相手サイドバックセンターバックの間を突いて裏を狙う動きや、そこへのパスが見られて、前半は楽しめた。33分には左の中島からのクロスを、#39パクソンホがコースを狙う上手いヘディングシュートで先制に成功した。

札幌は#39都倉めがけたロングフィードが多い印象で、それ以外では今やどのチームも横浜対策として定番化した「後ろで回すDFにプレスをかけミスを誘う」からの速攻。運動量は札幌が上だった。

前半はリードしたまま終了。

前半は流れのままプレイできていたが、ハーフタイムで一呼吸置いて「リードしている」ことに気付いてしまったのか、後半の入りはどこかふわっとしていた。これはやばいなあと見ていたら、7分、CKを3#パウロンの長身からのヘディングでズドン。マークしていたヨンハは悔しがっていたが、完全にしてやられた。1-1。

その後は、追いつかれた悪いムードそのままに、今季のだめな横浜。パスコースを作る動きが少なく、安易に後ろに戻してはプレスをかけられて、あいまいに蹴り出すことの繰り返し。21分には、そのDFラインでの緩慢なパスを奪われてカウンターを受け、南が弾いたボールにも#24荒野に一歩早く詰められてゴールを許す。1-2。

選手交替し、4バックから3バックへ変更。今日は松下裕がいないため、ヨンハがCBに下がったが、後ろからの展開力という意味では松下裕には及ばず、DFライン前にもスペースを与え、相手のカウンターにはかなり苦しんだが、ドウグラスの1対1の強さで辛うじて逃れていた。

3バックにしても、ボールは相手ブロックの外を右往左往するだけでチャンスらしいチャンスはほとんどなかったのだが。ロスタイム45+2分。左前方でボールを持った#9黒津が、前触れもなく左足でドカン。素晴らしいロングシュートがファーサイドネットに突き刺さって、横浜が同点に追いつく。2-2。そのまま試合終了。

札幌は狙い通りの試合展開で逆転し勝利目前だったが、あの黒津のゴールは事故だと思って諦めてもらいたい。あれは横浜にとっても計算しているようなものではなかった。

チンとワンちゃんの共存は、1+1が2以上になるところまではまだ物足りないのだが、後半にチンが一列下がった後で攻撃にアクセントがなくなったことが意味するように、今の横浜にはこれしかないのだろう。

サイドのポジションが低い。サイドを起点にしてクロスを狙うチームなのだから、もっと相手をサイドで押し込まないとだめだ。フォローする動きも少ないし、あっても追い越す動きはない。味方を信じて無駄走りしないと。

横関係の2トップだと、バイタルエリアがほとんど使えない。シュートの選択肢を選べる位置にボールが運べていない。相手エリアでの縦パス、楔のパスがない。

黒津のシュートは素晴らしかった。が、ロスタイムまで出し惜しみしていては。

またホームで勝てなかった。今季ここまで9試合で、1勝3分け5敗。今日だけなら拍手もありだが、ひと続きで考えたらブーイングも致し方なし。

そういえば、Fibergate社のWi-Fiスペシャルマッチということで、スタジアムに設置したフリーAPに繋ぐと都並氏の解説が聞けたらしいのだが、試合中はそれどころではなくすっかり忘れていた。せっかくわざわざ充電もしておいたのに。またやってほしいなあ。