第4節・モンテディオ山形戦。久しぶりにゴール裏席「応援ゾーン」で観戦した。結果は2-1で勝利。やはりホームゲームでの勝ち点3は格別。
時間に余裕があり少し早く出かけたので、たまにはと横浜駅から歩いてスタジアムへ向かった。三ツ沢の丘を登る坂道は、運動不足の身体にはきつい。16時キックオフだが、昼食を抜いておいたので、着いてまずは腹ごしらえ。いかり屋の豚玉焼きは少々食べづらかったが美味。
行くまでは座って観ようと思っていたのだが、スタンドで歌詞カードを配っている方がいて、もらったら気まぐれが発動してゴール裏中央付近の「応援ゾーン」へ。つまり立って2時間過ごすということ。腰が悪い上に、坂道を上ってきたので、疲れが心配だが。
スタメン発表。前節と変わらず。
スタジアムDJが山形FW萬代の下の名前を間違えてブーイング。新米なので許してあげてください。
試合は、山形が押して横浜が耐えるという時間が長かった。山形の戦い方は、監督が変わってもそれほど大転換したようには見えず、そして、今季これまで対戦したチームの中では格上なプレーの質。サイドチェンジが早く、左右に振られていた。サイドからのクロスが嫌だったのだが、あまり簡単に上げて来ず、中に入れたところでは横浜の守備もよく寄せていた。
21分、山形#17當間のアフターで足を刈るファールは、松下の左足へのこの日二度目のファール。倒れた松下は、一度はピッチに戻ったものの足を気にしており、その後交代。ボランチ同士ではなく、入ったのはFWの黒津で、寺田を一つ下げた。黒津の動きは良く、前を向いて、彼らしいスピードで勝負する場面を作っていた。
横浜の先制点は、その交代直後のプレー。DF#4ドウグラスからの縦のフィードを黒津が頭で落とし、そこへ右から走りこんだ小野瀬が、ペナルティエリア内で#17舩津に後ろから押されて倒された。PKは小野瀬自らが決めた。
後半17分、クロスを仙台#9中島に頭できれいに合わされて同点。マークに付いていたのが野崎というミスマッチ。
25分、#11ディエゴのパスを、前に出てカットしたドウグラスがそのまま右サイドを持ち上がり、裏へスルーパス。黒津がDF2人と競りながら利き足ではない右足で上手く決めた。2-1。
その後は前に圧力をかけた山形の攻勢。選手交代も攻撃の選手ばかりで、ビューティフルネームを歌うヒマもないほど危ういシーンをいくつか作られたが、南のファインセーブ等で辛くも逃げ切った。
気分が良いので、帰路も徒歩で三ツ沢の丘を下った。
これで2勝2分け。開幕前から言っていたスタートダッシュはここまでは有言実行である。順位も見慣れない位置にいる。
南のセービングは、ここ数年見ていなかった「GKの能力の高さによるもの」で、後半間近に見ているときは本当に楽しかった。黒津の動き、キレは昨季にはあまりなかったもので、ゴールへの積極性も頼もしい。
後追いでスカパーも見たが、奥野の解説は語彙が少なく歯切れも悪い。去年まで監督をしていたのだから山形寄りなのは仕方ないが、この語りで監督が務まったのだろうかと訝しむくらいだった。