もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

まさかの5得点

アウェイでのアビスパ福岡戦をオンデマンド観戦。5-1で勝利。

    カズ  パトリック
野崎          寺田
    高地  渡辺
中島  野上  スンジン  武岡
      シュナイダー

試合は福岡ペースで始まる。横浜はなかなかボールが前に進まず、福岡FWのプレスにバックパスするシーンが目立ち、悪いときの横浜。裏に抜け出された石津との1対1では、シュナイダーがセーブして難を逃れる。
横浜のファーストシュートは21分。左サイドの中島から縦パス。厳しいパスだがパトリックがよく追いついてダイレクトに左足クロス。ファーに流れ気味だったのをカズがダイレクトで落とし、それを中央の野崎がダイレクトシュート、とそれまでには全く見られなかった動き。これが決まって横浜が先制した。
明らかに押していた福岡は動揺したと思う。横浜はリード出来たことで精神的に優位に立って、守備主体だが慌てることが少なくなった。
32分、右からのスルーパスオフサイド気味で、福岡DFの足が止まりかける。こぼれたボールをファーのパトリックがシュート、GK神山の手を弾いてボールは枠内に転がった。2点目。
43分にはトップでいい働きをしていた福岡FWプノセバッチが負傷交替。前半は2-0で横浜リードして終わる。
後半は、開始早々の1分。福岡の左SB金森が横パスをミス。拾った野崎が彼らしい思いきりの良さで左足ロングシュート。素晴らしい弾道でGKを越え3点目。勝敗の行方はこれでほぼ決定。
5分、ミスした金森が右足で決めて3-1となるが、32分に永井、44分に高地がカウンターから加点して、終わってみれば5-1と大量点差。
試合前のスタメン発表で、カズとパトリックの2トップというのは不安だったが、守備主体の戦い方にはマッチした。パトリックはブラジル人らしからぬ守備意識の高さで、来日後初の得点後は自信も出たのか、ポストを叩くミドルを放ったり、カウンターから一人で持ち込んでシュートまで行ったり。張り切りすぎてか後半27分に足を吊って交替したが、これまでで一番の出来だった。
ひと言で言えば、アウェイらしい戦い方がハマった、というところか。
試合後の監督コメントでは「先週の天皇杯で悔しい負け、プライドを傷つけられるような負けを喫したので」という言葉があり、発奮材料になったとは思うが、出ているメンバーがかなり違うのでそこは何とも言えない。
福岡は過去2試合も4失点ずつしているとのことだったが、調べてみると神戸と千葉なので、うちに5点取られたショックとはだいぶ違うのでは。実況が伝えていた「ブーイングも出なかった」というのはそこだろうと思う。
実況解説が福岡OBの中払氏だったが、現場に近い視点でのわかりやすい解説はとても良く、選手時代の印象とはだいぶ違った。