もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

iPadは母用Webブラウザにしたい

Apple - iPad
小さなMacではなく、大きなiPhoneだった、アップルのタブレットiPad」。実際の利用イメージとして真っ先に思いついたのが、うちの母用のWebブラウズ専用端末だった。
「Come see our latest creation.」と題されたAppleのイベントが開催されたのが日本時間で28日午前3時。仕事の疲れでとても起きているのは無理だった。翌朝からキーノートの動画を移動中にiPhoneで見たり、テクノロジー系サイトの情報を流し見たりはしていた。
iPadは正直なところ微妙なガジェットだという第一印象だが、ある出来事からこう使うのには良さそうだというイメージははっきりしていた。
先日、母が突然iBook G3を持ち出してきたので聞いてみたら、日テレのDash村サイトが見たいのだという。
久しぶりにひっぱり出したのでバッテリーが切れていて起動せず、電源ケーブルをつないだ。たまにWiFiが切れているときがあるので、管理者である自分でログイン。接続できているのを確認してログアウトし、母のアカウントで改めてログイン。Safariを立ち上げ、URLをタイプ。
開いたページはフレーム分割され、Flashが使われている。クリックすると別ウィンドウが開き、またフレーム、FlashiBook の13インチの画面では狭すぎてナビゲーションがおぼつかない。フレームのスクロールバー操作とFlashのマウスオーバー、クリック操作。母はそれが当たり前だと思っているのだが、自分にはいかにも苦痛な操作だった。
ジョブズがソファに腰掛けながらiPadをデモする映像を見たとき、ああ、これは母が使うのにはすごく良さそうだ。自分のように分かって使うのではなく、ただ何かの目的があって、ただそれを使うのにすごく適している。
アップルの「引き算のデザイン」は、ファイルの概念を故意に隠すことで、ユーザーに「それはあなたが知らなくてもいいことだ」と強制する。何もかも管理したい技術者にとってそれは物足りなく感じるが、普通のユーザーには余計な知識も理解も不要になる。
母がWebを見るにはぴったりだと思うのだ。
惜しむらくは、今のところiPadSafariではFlashが動かないらしいこと。こういう普通のユーザーが見る企業ページには圧倒的にFlashが使われているのが現状で、ページは開くけれどそこだけ空白で使えないというのは説明のしようがない。「アップル様がそうおっしゃっているから」か。
母に「買ってあげようか?」と聞いたら。「うん!」と言ったあと、「でも、どうせ自分で使うんでしょ?」とすぐさま返ってきた。はい、そのとおりです。

追記。
TechCrunchに出た記事を読んだ。
iPadはわれわれのママにぴったりのデバイスだ!
言いたいことはざっくり言うとこういうことだ。お守り役は別に苦ではないので、そこの部分だけは違うけれど。