もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

新加入選手についての雑感

開幕ぎりぎりまでは分からないけれど、16日には新体制発表があることだし、そろそろ新たに横浜にやってきた選手について書いてみようか。
これまで発表されている新加入選手は、以下の10人。

GK
シュナイダー潤之介関憲太郎
DF
渡邉将基柳沢将之金裕晋
MF
橋村祐太、高地系治武岡優斗寺田紳一
FW
久木野聡

新加入選手に有利?

岸野監督は、残酷なまでに前所属チームから選手をごっそりと引き抜いた。出番を与えられずにくすぶっていた選手ではなく、主力としてシーズン通して働いてきた選手だ。移籍金の撤廃など、選手の移籍に関して変化があったこともあるが、それにしてもえげつない補強だ。鳥栖のチーム関係者やサポーターは苦々しく思っているだろう。
監督は「走れるチーム」を考えているとのことだが、これはここ数年の横浜にはなかったコンセプトだ。昨季からいる選手には、求められる役割がかなり変わるだろうと思われる。加えてポジションチェンジの好きな監督でもあることから、意識の切り換えは多分に必要になるだろう。逆にそれは「岸野監督の求めるコンセプト」をイメージできる子飼いの選手たちには追い風になる。
退団した選手、加入した選手、それぞれの顔ぶれを見てみると、実はそう劇的な個性の変化はないようにも思われる。ユースから昇格した橋村を除けば、誰が開幕スタメンに名を連ねても不思議でない。気になるところは、

  • 中盤にゲームメーカー
  • FWは小粒

というところ。
中盤では、昨季は安孝錬小野智吉のキープ力に頼るところが大きく、二人が不在だとひどいものだったが、高地や寺田の加入はそこへのプラスになるだろう。武岡や久木野は2列目からのアタッカーとして期待したい。感触として、守備は昨季の戦力が、攻撃は新戦力が担当するような形になるのでは。
目も当てられなかった得点力不足に関して、FWの補強が少ないことは心配だ。御給が抜けたが、それに替わるポストプレーヤーがおらず、スピードや飛び出しを特長とする選手ばかりの印象だ。もともと岸野監督が目指すのはそういうサッカーなんだろうが、チームとしての走力が、爆発的な能力のFWがいないことをどこまで補えるものか。'10シーズンはベースづくりで、'11シーズン以降にチャンスが来たらそこへピンポイントの補強をして、という考え方もありではあるが。
正GK争いはまったく予想できない。横浜サポーターとすれば第1候補は昨季成長著しかった大久保だが、4人のうちだれがなってもおかしくないだろう。それはDFも同じだ。
もう一つの注目は、誰がキャプテンに指名されるかというところ。希望は、キャプテンといえばチームの顔でもあるわけなので、やはりそこそこ在籍年数のある選手になってほしいところなのだが。それはもちろん、シーズンを通してコンスタントに出場できる選手でもある。
体制発表会はクラブメンバーなら誰でも出席できるようだし、これまで一度も参加したことはないのだが、可能ならぜひ行ってみたいと思う。