もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ハマった

小瀬でのヴァンフォーレ甲府戦。「上位の攻撃的チーム」と「アウェイ」で対戦する「守備的な下位チーム」というシチュエーションで、相手の良さを消すことに主眼を置いた現実的な戦い方を遂行。セットプレーでの虎の子の1点を守って勝利。
こういう不格好なのも嫌いではない。
水曜ナイトゲームは自宅でスカパー。職場の冷たい視線を振り切って、なんとかぎりぎりキックオフ直前に帰宅した。
スタメンは、

    難波  安
片山          西田
    智吉  須藤
吉田  吉本  戸川  田中
      大久保

鄭容臺と八田が警告累積で出場停止。中盤には須藤が入った。ここまではそんなに驚くことはない。意外なのはベンチで、岩丸とエデルは良いとして残り3人が伊藤竜司、鈴木寿毅、加藤大志というメンバー。いろいろ深読みしてしまう。

相手の良さを消す

試合は、横浜がかなり割り切ったリトリート。相手がハーフライン手前くらいからようやくプレスをかけるが、基本は自陣でのゾーンディフェンス。甲府の強力なFWへのマークも厳しい。持たせるとうるさい石原や藤田へのチェックも早い。須藤はいつものように気持ちを出してプレーしていた。相手の決定的なシュートも大久保が弾く。
横浜の選手は上位相手で気合いが入っているのか、いつになく集中している。奪ってからのパス回しも、コンパクトに守っている影響で選手間の距離が良く、ミスも少なく落ち着いて組み立てる。ヒョヨンや智吉に頼るようでもない。
ただし、引いているだけにカウンターのスピードには少し欠けていた。それでもうまく繋いで持ち上がり、3バックの甲府DFのサイドを突いて、惜しいシュートのチャンスもつくった。須藤のミドルも枠に。
前半は横浜が狙いどおりの展開だったと思う。
後半に入っても流れは変わらず。実況でも盛んに言われていたが、甲府は引いた横浜の守備にもつなぐサッカーを愚直に続けてくれた。でかいFWがいるので放り込まれた方が嫌だったが、それをしたのはかなり時計が回ってからだった。
70分あたりで横浜の運動量もやや落ちて、中盤にスペースが空き始める。このあたりでは、見ていてかなり危なっかしさが見え隠れしだした。それまでの戦いぶりに満足していたので、例えここで勝ち越されても今日はそんなにがっくり来ないな、とか思っていた。
その後、前掛かりな甲府の裏をカウンターで破ってチャンスをつくったり、横浜にも決定的なチャンスが。
37分、右コーナーキックはクリアされるが、クリアボールはそのまま智吉へ。もう一度クロス。中央でヒョヨンが触ってコースが変わったボールをファーで難波が胸トラップ、落ち着いて流し込んだ。横浜が先制!
ロスタイム3分は甲府の決定機もわずかに枠をそれて、そのままタイムアップ。

ようやく今季初の連勝

徹底して守備的に戦って、相手にやりたいことをほとんどさせず。セットプレーからの得点も狙いどおり。完全にハマった。もちろん、やるべきことをやり抜いた選手たちの勝利だ。こういうのは嫌いじゃない。
なんとリーグ戦での連勝は初。
難波は2試合連続ゴール。前節といい今日といい、これまでが嘘のようにゴール前で落ち着いていた。やっぱりエースFWが決めると違う。試合後のインタビューでは反省の弁ばかりだったが、その後ゴール裏ではトラメガでしゃべっていた。残り試合は少ないが、もっと乗ってきてほしい。
選手交代するには難しい試合だったので、見たかった選手たちの出番がなかったのは残念だが仕方なし。でも甲府が前線に森田を入れてきたときは、それ対策で出てきた竜司がガチガチでプレーする姿を思い描いたのだけれど。