もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

守護神・大久保択生

ホーム三ツ沢で東京ヴェルディ戦。3-1で勝利。気分がいい。
だが大久保の怪我は心配。19歳のGKは既に横浜には欠かせない選手だ。

Positive Vibration

負けが込むとどうにも足が重くなる。夏負けした身体はひどくだるくて、行くのはやめて家でゆっくりしようかとも思う。
J'sGOALのプレビューに貼られた動画を見たらこれがウイイレの疑似マッチで、横浜が西田のゴールで1-0の勝利。何だかえらく喜んでしまい、ポジティブな気持ちに。安易だなあ。
スタジアム到着は16時半。ゴール裏席の外れの方に腰掛けて一息つく。日差しが熱い。ピッチではお互いのジュニアユースによる前座試合が行われていた。どちらも当たりが激しくて驚く。続いてF!リーダーズのパフォーマンス。人数が多くてスタジアムの雰囲気づくりに一役買っていた。FREEASY BEATSのミニライブは、歌った「Positive Vibration」の歌詞が今の横浜にあまりに合っていてちょっと複雑。「明けない夜明けはない」か。

選手たちがウォーミングアップのために登場。我慢できなくなって中央部へ席移動。最近は何だかこればっかりだな。
スタメン発表。

    アン  難波
西田          智吉
   ヨンデ  八角
吉田  早川  八田  田中
      大久保

前節痛んだ片山はやはりメンバーから外れたが、右SBに田中輝和が戻った。SHには智吉が。

前半で3得点

試合が始まると、横浜の動きは悪くない。最初に放ったシュートは、左サイドを裏へ抜けた難波が遠目から放ったもの。ひどく明後日の方向へ飛んだのだが、距離があり角度のないところからでもシュートを打つ姿勢はこれまであまりないものだった。その後も横浜はシュートの意識を見せる。相手GKを脅かすところまではいかないのだけれど。
23分、カウンター。難波が左サイドを独走する。クロスはファーに飛び、詰めていた智吉がヘディングで枠へ流し込んだ。横浜が先制! カウンターの場面で誰かが飛び出しても、次の選手が来なくて速攻にならないことが多いのだが、このときは智吉がよく走っていた。
27分、難波が粘って得たFK。智吉の蹴ったボールに八角がきれいにヘディングで決めた! 2-0。

38分、攻撃参加した八角が倒されて得たFK。智吉の蹴ったボールはゴールに向かって飛び、安孝錬がわずかに触ってGK反応できず。3-0。
前半で3得点なんて思いもよらなかったから、スタンドは明らかに浮き足立っていたと思う。
ハーフタイムで前半傷んでいた八角がカズに交替。
後半はネジを巻き直してきたヴェルディのペース。横浜も意識にはまず守備があるので、一方的にヴェルディが攻める展開になった。今日の横浜は1対1に負けない気迫あるプレーが多く、最後のところでよく守った。大黒が抜け出すところにも大久保がファインセーブ連発。
12分、吉田が自らバツを出して、吉本に交替。21分には安から池元に交替。
77分、スルーパスに反応した大黒と、飛び出した大久保が接触。大久保は立てず、交代枠をすべて使っていた横浜はカズがGKに入る姿勢を見せたが、大久保は何とか立ち上がってプレー続行。だが、ろくにステップも踏めず、ゴールキックも早川に任せるひどい状態。

残り時間は、もう勝敗も決まっているからかヴェルディもロングシュートなど打たず、一人空気の読めない大黒がやんちゃなところを見せたものの、反撃を1点で凌いで3-1で横浜が勝利。
大久保はホイッスルと同時に倒れて担架で退場。

グッドゲームで良いところばかり

試合後は喜びに囲まれていたが、さすがに体力が尽きて腰を下ろしていた。また声出しのせいで腹が痛い。
ひいき目に見てしまうのを差し置いても、智吉の落ち着いたプレーぶりはすばらしかった。3得点すべてにからんだ。プレースキックの精度も高かった。
難波は自らの得点こそなかったが、持ち前のチェイシングから得点を引き出した。カズや八田、田中が守備で目立ったり、西田が中へ切れ込んで迷いなくシュートを放ったり、勝った試合は良いところを探すのが楽でいい。周りでは智吉と田中の右サイドの評判が良かったが、4バックなはずのヴェルディのサイドの守備の脆さに助けられたところは多分にあったと思う。
大久保は再三再四のファインセーブで、今日のMVPだった。試合後のお立ち台には上がれなかったけど、倒れたときに自然に沸き上がった択生コールが横浜サポーターの信頼を表している。怪我の状態は心配だ。
後半に押し込まれたのは、本来のチーム力で見れば驚くことではないし、その中でよく守ったことを素直に喜びたい。今の横浜には結果こそが最高の薬と思える。