もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

読み手に配慮しつつユーモアの精神を忘れないふりがな

昔「誰のためのデザイン?」を読んで以来、こういった日常のデザインやアクセシビリティに関する話題にはつい興味を抱いてしまう。
読み手に配慮したふりがな - 頭ん中
トイレに貼られた「普通の」注意書きに気の利いたふりがながふってあった、という話。「電灯」を「あかり」、「再点灯します」を「またつきます」などと書かれている。公共の施設であれば当然子どももいるし、外国人もいる。よりやさしい言葉で書いてあればもちろんその方が親切に決まっている。
でもこれって、読み手への配慮もそうだけれど、わざわざ意訳した別の言葉で書いてあるのは書いた人のユーモアなんじゃないか、とも思っている。だって元からそう書けばいいんだから。無味乾燥になりがちな貼り紙にこういうことができる人というのは、すごく尊敬する。かの有名な「君のはそんなに長くない。一歩前へ」に相通ずるものを感じるのだけれど。
ブックマークのコメントには「このふりがながそのまま書いてあるのがもっと良い、とも思うけれど」と書いたのだが、そこに批判的な意味を込めたつもりはなくて、「けれど(こういうのも面白いよね)」とでもいうのが一番近い心象。どちらともとれるような書き方はあざとかったと後悔している。
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スターを付けた人はそれを汲み取ってくれたのだと思いたいけれど、違うんだろうな。
id:rtoufuさん。誰にでも分かる平易な言葉で書けるならその方がいいんじゃない?というくらいの意味だと理解してくれたらうれしいです。ひらがなだけで読みにくいのはそのとおり。