もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

あと一歩の足りないところ

平日ナイター、ヴァンフォーレ甲府戦。かなり優位に試合を進めていたけれど、決めきれずにドロー。
同じドローでも、前節より内容は上向いているように感じた。チャンスも多かった。あと一歩なんだけれど…。
2ヶ月ぶりに定時退社。捕まらないようにそっと会社を脱出する。時間は十分に間に合うのだけれど、気が急いてつい早足に。横浜駅からはバスで飛んでいく。到着すると、まだ小山や岩丸も出てくる前だった。
先日からFメールのスタンスが変わり、スタメン発表が来なくなってしまったが、そうなるとわざわざケータイサイトを見ようとは思わないことに気付く。待っていればその場で発表されるのに、自分の遅くて貧弱なケータイでがんばって何かを見ようとは思わないのだった。例えばiPhoneのようなリッチな環境なら違うのかも…ん?非対応機種かな?
で、スタメン。

    難波 アンジー
滝澤          カズ
    山田  根占
アツ エリゼウ 八田  洋介
      小山

中2日だがまったく変えてこなかった。
試合前には、会社帰りのサラリーマンらしく、かなり長い間がまんしてきたビールを呑む。うまい! 一口ごとに唸ってしまって嫌なオヤジ臭全開。
試合は、常に横浜のペース。甲府はまったく元気がない。
横浜は高い位置からも相手にプレッシャーをかけ、甲府のパス回しを封じる。攻撃に移れば、高いディフェンスラインの裏をシンプルに使ったり、セットプレーから相手ゴールを脅かす。惜しいシュートも多かったが、相手ゴールキーパーディフェンダーのブロックに合う。
甲府は昔の面影もなく、怖さは感じられない。追い越す動きは少ないし、一番怖い藤田がかなり低い位置でボールをさばいているのでいかにももったいない。細かなパスで崩そうという戦術そのものは健在なのだが、やっている選手の能力が追いついていない感じか。センターバックアンデルソンへのマークは、身体の入れ方など上手くてかなりやられたが、他ではファールで止めてくるのが目についた。
横浜では中田洋介が目立っていた。いつの間にこんなに人気になったものか、「ヨウスケー!」というかけ声がやたら飛び交っていた。八田はいつものように高さで完勝し、最後の最後でのクリアも冴えていた。エリゼウは以前、センターバックでは下がり過ぎて云々と言われていたような気がするが、広いプレーエリアが活きていたし、時折見せる攻め上がりも効果的だった。
最後まで横浜が攻め続けたが、ゴールは割れなかった。ロスタイムのアツのフリーキックもポストのわずか外を通り過ぎて、タイムアップ。
ホイッスルが鳴った後は、スタジアムはかなり静まり返ってしまったが、内容は悲観するものでもなく、ヨコハマコールで選手たちを迎える。選手たちも内容に手応えは感じているようだが、勝利できない悔しさも同時ににじませていた。甲府サポーターは引き分けの割にけっこうわいわいやっていて、ずいぶんハードルを下げてしまったのだなあと少しさびしく感じてしまった。
試合後のスタジアム外では若い兄ちゃんたちが「クソ試合」「金返せ」と言っていたが、自分にとってはかなり興奮し盛り上がった試合だった。入れ込みの度合いが違うとこうも感想が違うものか。やはりライトユーザーには「ゴール」がないとダメなんだな。