もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

狙い通りの戦い方で力負け

中3日でヴァンフォーレ甲府との対戦。映りの悪い(そろそろ修理が必要な)スカパーにて観戦。ぶつ切りの映像にのめり込めず。
試合は、前半に2失点し、後半の反攻も1点及ばず敗戦。厳しいなあ。
熊本戦の翌日から喉が痛いのは声の出し過ぎだけでもないようで、季節の変り目であっさり風邪をひいたらしい。関節、特に肩から背中にかけて痛く、右腕はこうしてキーボードを打つ位置から少し上げると強い痛みが走る。もともと仕事に行くか迷っていた日程に加えてこのざまなので、大人しく自宅でスカパー観戦。
こういうときに限ってスカパーの映りすこぶる悪し。天気の良い昼間にこうなることが多いような気がする。コマ落としみたいな映像が続いてとても試合観戦という感じじゃない。昨日は大丈夫だったんだがなあ。これを書きながら、横にJ's GOALの速報画面も開いて置いたりして。
スタメン発表。

     アンジー
難波    アツ    智吉
    滝澤 エリゼウ
根占  吉本  八田  洋介
      小山

前節フル出場のカズが外れ、智吉が入った。他は前節といっしょ。「勝ったら変えない」はセオリーだが、中3日で大丈夫だろうか。今節から復帰の話もあった山田はメンバー外。
番組制作は山梨放送らしく、実況の横内アナは開始早々からちょっと前のめり気味。甲府の選手は名前で呼ぶが、横浜の選手は「横浜FCディフェンダーがクリア」なんて具合で、おそらく甲府の試合以外はあまり見てないんだろう。地方局っぽいのは構わないが、解説の塚田雄二甲府応援団ぷりを隠さないから、聞いていていい心地はしなかった。アナ氏はアンデルソンだけは区別できるようで「現在得点王アンデルソン」と繰り返すのがちょっとウザイ。

前半は予定通り(?)一方的に攻められる

5分、横浜は相手ミスに乗じてシュート。ライン裏へ難波が走り込んでシュート。さすがにラインは高いので、その裏は横浜の試合を通じての狙いとなりそうだと期待する。
が、その後は甲府が押し気味にすすめる。つないでくるというより、どんどん入れてくる感じ。抱いていた印象とはちょっと違う。14分、セットプレーからの混戦を押し込まれて失点。向こうの時間でやられてしまったのはいただけない。
横浜の攻撃はたまにサイド深くへFWが流れる動きがあるくらいで、トップへボールが収まらず、押し上げられないから両サイドのオーバーラップなんて皆無。頼りのアツのCKも直接ゴールキーパーにキャッチされるばかり。
33分、藤田のミドルで2失点目。小山の真上を通る弾道だったが、小山は一歩も動けなかったのはがっくり。そこまですごいシュートじゃなかったと思うのだが…。横浜は強行日程と甲府のやるサッカーを考えて、最初から後半勝負だったと思うから、前半の劣勢は仕方ないのだけど、前半2失点は痛かった。結局この2点目が響くわけなのだけれど。
37分、吉本に替えて長谷川太郎エリゼウのバックラインに下げる。が、さしたる変化はなし。フリーで放たれるシュートが枠を逸れてくれるのが助け。
後半は甲府が疲れてくれないかなあ、と期待しつつ前半終了。

後半の反撃も及ばず

後半は、頭から智吉に替えて池元投入。前へ向かう力を強めたいのだろう交替で、やるサッカーもゴリゴリとかなり体力勝負の色合い。少し横浜が抗するのだが、全体でみると甲府の流れは変わらなかった。
73分、縦パスからアンジーが一人で相手DFを翻弄し、右足シュート。決まって1点差。この頃から甲府はようやく足に来て、横浜の攻撃が前を向いて仕掛ける場面が見えてくる。正直なところ、試合終了までには追いつけそうだなあ、と思っていた。
だが、甲府の最後のところでのがんばりを崩せず、1-2のまま終了。

いつもどおりの試合だった

甲府の印象はバレーのいた昇格時から止まっていて、今日久しぶりに見た。負けてこんなこと言っちゃいけないのだろうが、安間監督になったせいなのか、それとも選手が入れ替わったせいなのか、昇格した頃の勢いからはずいぶん控えめで、苦戦するのも無理からぬ戦い方だった。攻撃だけで押し切るには迫力不足。
サポーターもそれは感じているのだろう。ファールやプレー一つひとつへの反応が刺々しく、かつての甲府の雰囲気とは違う印象を受けた。14,000人も入ったのはうらやましい限り。
もともとペース配分するようなチームでもないので、夏場をどう乗り切るかが鍵なのだろう。個人的には乗せたくないチームだから、守備面で自滅してくれると有り難いのだが。
横浜は前半の2失点に尽きる。あそこまで押し込まれてしまうと無失点というわけにもいかないし、2点差では相手を疲れさせる意図も効果半減だ。難波をサイドへ走らせての放り込みでもいいし、アンデルソンの個人技頼みでもいい。とにかく横浜の時間を増やさないと。
熊本くらいのプレスだと自分たちの時間をつくれるものの、今日の甲府くらいだとばたばたしてしまう。エリゼウをDFラインへ下げたのもそれかな。このあたりの課題は今季ずっと抱えていることなので、そろそろ何とかしてほしいのだが。
前半抑えていれば「試合巧者」と言われる戦い方だったが、結果は出なかった。狙いは悪くなかったが、すべきことを完遂できなかったわけで、次への修正もわりとはっきりしているかな。
GWは終わったが、次節までは中4日しかない。ああ、せわしない。
今これを書きながら2時間遅れの別の試合を見ているのだが、映像はきれいなもの。ブロックノイズもほとんどない。スカパーめ!