もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

引き分けたのは運がなかったから、だと思う

セレッソ大阪戦をニッパツ三ツ沢にて観戦。結果は1-1での引き分けだったが、試合は悪くなかったので前向きに捉えたい。それにしてもあの難波のゴールが認められていれば…。
前日は準備する時間がなく、朝だけは寝過ごさないようにと目覚ましをかけた。13時キックオフなのでのんびりもしていられない。財布、定期券、チケット――指差し確認して家を飛び出す。駅のホームで中継の録画予約を忘れたのに気付いた。
スタジアム到着は11時過ぎ、開門前に並んだ人たちの最後尾がゲートをくぐっていく頃だったのでそれに続く。今日はクラブメンバーデー。福引きをやっていたのでその列に並ぶ。相変わらずの運営の拙さ。自分の番では白玉が出たが、「時計か500円引きです」と言われて「???」。積まれた箱が時計であること、その上に置かれた500円割引券とのどちらかを選べということだと分かるまで5秒くらい固まってしまった。せめて並んだところから、玉の色と商品が予め見えるようにしておいてくれればいいのに。
と文句をいいつつ、頂いた割引券をちゃっかり使ってグッズ購入。山陽プレス工業製造のオリジナルカードケースは、電磁波シールド効果で非接触カードのスキミング対策もバッチリなのだそうだ。
いつもより空いたスタンド――サイン会に参加するクラブメンバーがごっそりいなかったせいらしい――で、いつもの席に悠々腰掛け、いつものように富士宮焼きそば。黒くて足の長い羽虫がいっぱい飛んでいて、女性陣が嫌がっている。
ピッチではサイン会がはじまる。列の中、前座試合に出ていた小学生たちを引率していたのは佐藤正美だ。ちゃんと先生している。
スタメン発表。

   アンジー 難波
アツ エリゼウ 根占  カズ
吉本  戸川  八田  洋介
      小山

今季のうちは試合中にポジションチェンジが多いので、中盤から前は正直よくわからない。試合後のレポートなど見ると4-2-3-1だったようだ。
試合前のピッチ練習では、普段はキーパーを見ている時間が長いのだが、今日は鳥かごなどをぼーっと眺める。難波やアンデルソンの動きを追う。アツのFKにため息があちこちから漏れる。クロスに池元が豪快にボレー。ヨンチョルは良いクロスが入らず不満そうに両手を広げる。

優勢な横浜。こういうときに限って

キックオフ。横浜の試合運びは出足はまずまず。ディフェンスラインから中盤へのパスコースがあり、中盤から前でもパスがつながる。前節と同じ狙いか、アンジーと難波に裏のスペースで勝負させる縦パスもある。ディフェンスも運動量があり、2トップも前からうまく挟み込んでボール奪取。
セレッソはとにかく右からの攻め上がりが多い。横浜は左SBが本職ではない吉本、その中が試合数の少ない戸川。中盤からのサポートが少し遅れると、簡単なワンツーやスペースへの飛び出しで深く侵入される。前節の中継を見たときは香川のチームという印象だったのだが、そう目立つふうでもない*1。ガタイのいい#15がポスト役、#24や#26が飛び出すところへ#10がボールを入れる、というのがおおまかなやり方に見えた。
試合はどちらも悪くないという印象なのだが、どうにも試合を楽しめない。
一つは扇谷主審。判定の基準が実にはっきりしない。全体的には流す傾向だが、そうかと思うと急に取ったりする。選手たちとは裏腹に運動量が少ないのか、肝心なジャッジが遅く、ときに副審頼りだったりもする。怪我の治療で一度ピッチを出た選手を入れる判断、倒れた選手がピッチにいるときの判断など、常にタイミングがずれている。
もう一つはセレッソの選手。前半は目の前がセレッソゴールだったのだが、怪我でもないのにずっと倒れていたDF江添――コールドスプレーであっさり復活――と、何故かずっと興奮気味だったGK山本には呆れさせてもらった。江添はその後、ボールを持つ度にブーイングが飛ぶ。髪型が特徴的なので分かりやすい。
34分、右からカズがカズらしいドリブルで内へ切り込んで左足シュート。ブロックされたのがアンデルソンに渡りシュート。弾いたのを根占が受けシュート。これが決まって横浜が先制した。
39分、横浜のセットプレーでカズに遅延行為のイエローカード。たいして時間をかけていたわけでもなかったが唐突だった。前半から時間稼ぎだと警告を出す主審はたまにいるが、頭が悪いとしか思えない。
43分、ずっと攻められ続けていた左サイドを深くえぐられ、丁寧なクロス。#15小松に長身のヘディングをきれいに決められて追いつかれる。
雨が降り出す。降りはまだ大人しいが、後にけっこう来そうな気配。天気予報を見てこなかった自分に馬鹿!
前半は1-1で終了。ハーフタイムに売店でポンチョ\1,990を購入。また痛い出費。

ブーイングで声が枯れる

ポンチョは歴代ほとんどを複数枚ずつ持っているが、今のはオーソドックスだけど作りがちょっと雑な感じ。自分は頭が大きいから顔がちゃんと隠れず。
後半になっても試合の流れは大きく変わらず、ひいき目で横浜が優勢の展開。つなぎはまずまず。奪ってからの速攻では少し狙いがはっきりしないが、個々のチャレンジはある。
横からのクロスに、難波が胸トラップ〜右足ボレー(のモーションだけ。DFが先に身体を入れクリア)。難波はジャンプ力があって高さの競り合いにも強く、ダイナミックなプレーが見ていて気持ちいい。
左からパスをつないでゴール正面、カズのシュートは枠の上。ゴール前での精度がもうひとつ上がってくれれば。チームに来た頃は試合前の練習でもよくシュート練習をしていたが、最近はほとんどの時間でウォーミングアップをしている。早くコンディションを上げてほしい。
途中交替の滝澤は、大きく右に行ってのプレーもあったりして意外。ヨンチョルはドリブルで深くまで持ち込み、何度かビッグチャンスをつくる。
CKから難波が押し込んでゴールネットを揺らし、ゴール裏まで来てくれたのだが、主審はゴール前の競り合いでファールの判定。誰がファールしたのか、どんなファールだったのかまったく分からず、それまでの流れもあって扇谷主審には大ブーイング。
あまりロスタイムもなく、同点のまま試合終了。バックスタンドから審判団へ野次が飛ぶ飛ぶ。

一回休み

結果は引き分けだが、かなり満足感のある内容だったので、選手には拍手が送られた。応える顔にも手応えのようなものが浮かんでいて、下を向くようなものではなかった。
リーグ戦は黄金週間の厳しい日程だが、うちは次節お休み。これはうれしい。次は3日にロアッソ熊本戦。ゴール量産していた高橋は怖かったが、その勢いも少し落ちてきたようだ。ぜひ勝ちたい。個人的には難波に大きな期待。

*1:というか、背番号を知らないのでどれが香川かも分かってなかった。