Macworld 2008でのジョブズのキーノート。リアルタイムで楽しもうと早寝したのだが、睡魔に勝てなかった。それでもいつもより1時間早く起きて、関連サイトをチェック。
イベント開幕前に会場に掲げられていた「There's something in the air（空にある何か）」は、直接的には薄型ノートブック「MacBook Air」のことだったわけだけれど、発表された無線関連もひっくるめての意味とも言えるね。
発表されたのは4つ。
Time Capsule
うちにある外付けHDDは空き容量がもう一つ厳しいので、発売前から楽しみにしていたくせに未だにTime Machine使っていないのだが、そこへこんなものが。名前を聞いてすぐに何をするものか分かった。うーん、良さそうだなあ。
無線ルータは最近PLANEXのBLW-54CW2を格安で買ったばかりなのだが、こいつがどうもよろしくなくて、YouTubeとかのストリーミングビデオや大きなファイルをダウンロードしようとすると決まって中断してしまう*1(追記。止まるのは有線でつないでるiMacを使っているときの話。Wiiが常時接続しているので無線はONにしっぱなしなのだが、これをオフにしてみたらマシになった。)。それ以外の使用には問題なかったから買い替えまでは考えなかったのだが、こいつなら無線APとしても使えるので、そう考えれば悪くない選択肢だ。500GBで35,800円。
iPhoneとiPod touchのアップデート
iPod touchを2,480円で有料アップデートすればMail, マップ(Googleマップ), 天気, メモ, 株価の5つのアプリが使えるようになる。最初から載せとけよって話だと思いますが。こういうところもアップル。
iTunes Movie Rentals
iTunesとApple TVでの映画レンタル開始。と言っても北米での話で、日本はもう少し先。
価格は1本2.99ドルから。ダウンロードしてから30日以内、見始めてから24時間以内で有効。最近はネットでDVDレンタルできるサービスなんかもあるので、国内ではそれほど盛り上がらないような気がする。うちは電話回線のせいでスカパーのPPVが見られない状態なので、始まったら利用すると思うけど。iPodでも見られるのは、時間のないサラリーマンにはうってつけ？
MacBook Air
ほんとに出ちゃったよ！
噂では今度こそ出るぞ出るぞと言われていたけれど、「オールインワンでない」ノートを出すだろうかとも考えていた。でも出ました。すごい薄いの。
オールインワンのハードルも、既存のMacやPCが外付けドライブ代わりになる機能で何とかクリアしているし、iSightカメラもちゃんと付いている。アップルのサイトで見る写真ではそうでもなかったが、イベント会場レポートでの写真などを見るとその薄さがますます強調される。アップルお得意のデザインによる効果も大きそうだ。
薄さが強調されているけれど、サイズもかなり小さい。今あるiBook(Dual USB)と比較すると、
| iBook(Dual USB) | MacBook Air | |
|---|---|---|
| 高さ | 3.4cm | 0.4〜1.94cm |
| 幅 | 28.5cm | 32.5cm |
| 奥行き | 23cm | 22.7cm |
| 重量 | 2.2kg | 1.36kg |
| ディスプレイ | 12.1 | 13.3 |
こりゃ、いいね。幅はちょっと広くなるので、カバンに入るか確認しないと。
大きめのトラックパッドには、iPhone/iPod touchと似たマルチタッチ機能。使ったことないからピンとこない。でもこれに慣れたらもう戻ってこれないんだろうな。
バッテリーは5時間で、取替え不可、スペアを持って歩くことはできない。この点は「本当の」モバイラーにはネックになるのかもしれないが、自分のような「たまにちょっと」のモバイル利用ならまったく問題ないだろう。しかしまた思い切ったことをしたもんだ。アップルにしかできないこの割り切りっぷり。
価格は安いほうのモデルで229,800円。安くはない。内臓ドライブは80GBのHDDか64GBのSSDかを選べるが、その価格差は121,800円…。SSD試してみたかったけど、これではちょっと手が出せないなあ。
お買い上げ
ということで、ノーマル構成のMacBook Air（安いほう）と500GBのTime Capsuleを予約した。出たら買うことはかなり前から決めていたとはいえ、久しぶりの大きな買い物で顔はひきつっている。
届くまでまだ間があるので、残業増やして少しでも稼ぐか。
*1:このエントリーを書く前にと、キーノートのストリーミングを見ようとしたのだが、1分毎に止まるのでやめてしまった。
