もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

Leopard導入がうまくいかずに青くなる

これまで何度もやってきたことだけれど、今回が一番てこずった。何しろログインできなくなってしまったのだ。いやはや、焦った焦った。新バージョンにはトラブルが付き物とはいえ、ここまで強力なのは予想していなかった。
復旧できたものの、シングルユーザーモードを実用的に使ったのははじめてだ。

動くLeopardにようやく対面

発売日が26日と発表されたその日のうちに予約注文。いつもは発売日に確実に手に入れたいのでアップルストアを利用するんだけど、今回はヨドバシカメラにしてみた。翌27日は横浜FCの試合があるので、焦って入れても遊べないからどうでもいいやという気持ちだったが、ヨドバシもきっちり発売時刻に持って来た*1
職場で、アップルのトップページのカウントダウンがゼロになるのを確認してから帰宅。
手に取ってみて、まずパッケージの小さいのに驚く。iLifeiWorkと同じCDメディア大の箱だ。中はDVDが1枚と小冊子が1冊、そしておなじみアップルロゴのステッカー。箱の表のプリントが凝っていて、「X」の後ろが立体的に凹んで見える。
大事なファイルは予めバックアップを取っておいたので、早速インストール作業に入る。選んだのはもっともオーソドックスなアップグレードインストール、いわゆる上書き。ウィザードではデフォルトのままバンバン進むとあとは延々待ち時間で、その間に食事を済ませる。所要時間はだいたい1時間半くらいかな。再起動していよいよLeopardとご対面――かと思ったら、全面ブルーの画面にマウスカーソルだけが表示された状態で固まっている。
後で調べたらこの現象、USB関係が原因という話もあるようだ。自分はキーボードとマウスだけはそのままだった――抜いたら操作できないのだからそりゃそうでしょ。それが原因かはともかく、そのときは「やっぱり上書きは無理があったか」とあっさり諦め、改めて「アーカイブしてからインストール」のオプションではじめからやり直した。バックアップがあるとこうも大胆になれるものか。初日はここで就寝。
翌朝、画面を見ると、無事にログイン画面が表示されている。よしよし。さっそくログインしてみる。ユーザー設定は引き継がれているのでデスクトップピクチャも以前のままで、バージョンが新しくなったという印象はさほどない。メニューバーが透けているのと、フォルダアイコンがのっぺりしてしまったのが目立つ。
よく使うアプリケーションをひととおり試す。アップル製のMail、SafariiPhotoiTunesは何事もなくデータ移行できている。SafariはInputManager系アドインが無効になってしまい、これまでSafariBlockで消していた広告バナーが出てしまい目にうるさい。Vienna、MasterMoney、GraphicConverter。特に動作に問題のあるものはないようだ。VirusBarrierはなぜかシリアル番号が消えてしまっていたので古いメールを漁って入力し直す。

ログインできないなんて

ふとソフトウェアアップデートを実行してみたところ、4つ程あったのでインストールを実行。いつものように管理者パスワードの入力画面が出たので入力…パスワードが違うと怒られた。もう一度。やっぱり駄目。なんだか様子がおかしい。
非常に嫌な予感。
認証できないなんて異常すぎる。このままログアウトしたら二度とログインできないんじゃ…と最悪の状況を想像しつつも、いつかはログアウトしなくちゃならないのは変わらない。このままだましだまし使って行くわけにもいかない。今、何とかしなければ。
パスワードはインストールDVDから起動すれば変更できるので、おそるおそるやってみる。操作は一応終了して、再起動。するとログインウィンドウに自分の名前が表示されず、名前とパスワードの両方の入力が促される画面がでてきた。ずっと以前にrootを有効にしたときに出て来たものだ。ともかくいつものを入力してみるが、案の定ログインできない! あーあ。
やけくそ気味に、その状態の上に更にアップデートインストール、アーカイブしてインストールをそれぞれ試してみたが、症状は変わらず。こりゃ諦めるしかないか。今のホームをまるごとバックアップしての新規インストールを覚悟する。サブのiBookを持って来てFireWireケーブルでつなぎ、ターゲットディスクモードで起動。
なぜかここで無駄なあがきをしたくなり、iBookの方でLeopardインストールのトラブル状況をネットで検索してみた。これが当たり。
Leopardインストール後管理ユーザーアカウントが消える
これだ。自分用の管理ユーザーアカウントが一つあるきりだったので、それが弾かれるからまったくログインできないという声もある。うちと同じ。
リンク先の情報のとおりにシングルユーザーモードで起動し直し、意味もおぼろげなコマンドを入力する。最後にreboot、えいっ。立ち上がった画面には見慣れた顔のアイコンが無事に表示された! ふう。翌日深夜になってようやくまともに使えるようになった。

一日経ってようやく新機能を試す

動きも心無しか軽くなったようだし、ざっとの印象はそう悪くない。
StacksやQuick Lookはまだ慣れないので取っ付きが悪いが、慣れてくればかなり便利そうな予感。意外に良かったのがFinderのCover Flow表示で、画像、ムービー、PDFなんかがプレビューして見えるのがこんなに良いとは思わなかった。特にPDFが見えるのが大きい。うちでは使っていないけれどOffice書類やKeynoteプレゼンなんかも、アイコン状態で中身が分かるのはかなり便利だと思う。
Safariツールバーから直接操作できるWebクリップは、さっそく横浜FCオフィシャルサイトのTopics部分をクリップした。

RSSフィードがないサイトを切り出してたまに確認する用途にはちょうどいい。
期待のTime Machineは、まだ外付けHDDがちゃんと準備できていないのもあってひとまず先送り。これが一番期待していた新機能だったのでなんとか使えるようにしたいのだけど、ローカルにどうでもいいファイルがごっちゃり残っているままでは、容量を浪費するだけだろうからちょっとねえ。
使うアプリケーションがそのままだから、使っていて劇的に進化したという感じは今のところない。このへんも前から言われていたことなのでそう意外ではないけれど、もうちょっと派手なものがあっても良かったのかなあと思わなくもない。それでも新機能は300あるというのだから、日常的に使っていくなかでちょいちょいうれしく感じられればそれでいいかな。

*1:実のところは、18時販売開始なのだが、宅配が持って来たのはその10分前ぐらいだったらしい。苦笑いしながら「早くてスミマセン」と言っていたそうだ。