もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

不甲斐ない逆転負けに危機感がいや増す

ジュビロ磐田戦は、開始早々に先制する願ってもない立ち上がりも、その後に2点取られて逆転負け。戦術云々よりも、追いつかれてから明らかに下向きになったメンタルの弱さが気になる試合だった。去年の自信はどこへ。
この試合から年間パス購入者の先行入場が始まったのだけど、席にはこだわりがないのでのんびりといつもどおりの到着は、キックオフ1時間前くらいだった。
真っ先にグッズ売店に行くと、まだあったので思い切って購入したのは「数量限定カズダンスTシャツ」。わずかながら補強費の足しになればという気持ちがあったのも事実だが、今回に限っては、あの三ツ沢での興奮の記念品として純粋に欲しいと思ってしまった。これまで一度もカズにまつわるグッズを買ったことがなかったのだが、ついにカズ信者の仲間入りだ。
やはりゴール裏席はかなりの余裕で、まったく問題なく前の方に座る。暑いのでビールを購入。売り子さんが慣れないのか、リユースカップは4分の3が泡になってしまい、注ぐ途中で泡だけ飲まされる羽目に。
試合前には新入団選手のあいさつがあった。曺永哲のフリがあっての山田卓也のあいさつは、緊張感もなく実にベテランらしかった。ウォーミングアップのBGMには久保選曲の「アンパンマン」がかかり、ほのぼのムードに包まれた。いいのか?
スタメン発表。

      平本
滝澤     奥    内田
    根占   鄭
中島  秋葉  早川  山田
      菅野

奥がトップ下で久々スタメン。怪我の和田に代わって右SBに山田。CBには小村ではなく秋葉。カズはベンチにもいない。怪我だろうか。
そうそう。日スタは選手紹介に合わせてオーロラビジョンに顔写真が出るのだけれど、平本の「悪そうな顔」が実に良かった。ああいうのをチョイスするのは一体誰なんだろうか。
いよいよ応援スタート。ところが、自分の声がまったく出ないことに驚く。前回の観戦から三週間、考えてみれば大きな声を出す機会がまったくなく、まるで喉が声の出し方を忘れてしまったようだった。ビールの泡をすすったせいか、胸がつかえるような苦しさでますます声が出ない。
19時、キックオフ。
5分、ロングフィードから平本がフリーになり、キーパーの位置を見て上手いループシュート。いきなり先制する。オーロラビジョンに映ったリプレイでは、相手のクリアがひっかかったのへ素早く反応してのプレーだった。実にいい笑顔で喜ぶ平本。
リードしてからは良い守備をみせる。相手のパス回しにも粘り強い対応で容易に前へ運ばせない。攻撃も、ゆったりとしたパス回しから、シンプルなクロスでもけっこうなチャンスが作れてしまうなど、磐田の印象はカップ戦とあまり変わらなかった。内田の惜しいシュートは川口のファインセーブに阻まれ、追加点はならず。
23分、相手ロングボールに秋葉が軽いプレー。すれ違うようにしてあっさり抜け出した成岡に、山田のスライディングも及ばず、ニアをぶち抜かれて同点にされる。
それまではできていた守備が徐々にできなくなっていく。ポゼッションはもともと磐田だったが、短いドリブルやパスにも一歩が出ず、ディレイはできるが奪えない。
反対側のゴールでの出来事はいつもよくわからない日スタ。サイドが変わった後半4分、気がついたら失点していた。1-2。
後半は攻めも一向に形にならない。惜しいシュートはセットプレーからのみで、流れの中からはノーチャンス。相手ゴールに近づいてプレッシャーが強くなるとあからさまにスピードが落ち、シュートの一本前でことごとくミス。特に奥には厳しい声が多数飛んでいた。奥はゲーム感が戻っていないのがありありで、動き出しは良いのだけれど、持ってからの判断が遅く球離れが悪いので印象は良くない。
鄭容臺に代えて智吉、奥に代えて難波も、ピッチ上の変化は少なかった。横浜のボールは前に進まず、磐田は時間稼ぎするまでもなかった。
そのまま為す術もなく試合終了。
試合後のあいさつにやってきた選手たちへはブーイングが飛ぶ。山田と難波がひと際深く頭を下げて聞いていた。自分は近くに子どもがいたので遠慮し、黙って腕を組んでいた。
本来なら守ってカウンターを狙う戦い方のチームが、相手にカウンターを狙われてしまう試合展開というのはいかにも厳しい。どフリーになるまで頑にシュートを打たず、チャレンジが極端に少なく、1点ビハインドのロスタイムにバックパスしてしまう程弱ったメンタルをどうにかしなきゃいけない。負けが続いて、選手たちは自信を失っている。この状況で自信満々なのもおかしいが、必要以上に臆病になる必要はない。やるときはやらなきゃ。
いい思い出の少ないここは、悲しい程ホームという気がしない。
次節は水曜日にアウェイ新潟戦。一度行ってみたい新潟だが、サラリーマンには無理な日程だ。早めに仕事を切り上げてなんとか生TV観戦したい。
試合はといえば、間隔が短いことでメンバーの入れ替えもあると思うが、ここでぜひ山口や小村を使って欲しい。ゲームを落ち着かせ、周りに勇気を与える存在がピッチ上に必要だ。