もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

カズダンスとパッチギヘッド

大分トリニータとの一戦は、予想外に終始横浜優位で2-1での勝利。とても10戦全敗の相性の相手とは思えない完勝だった。三ツ沢での勝利の味は格別で、強い日差しもまったく気にならないほど興奮してしまった。
13時キックオフだから早く出ないといけないのだけれど、なぜかぐずぐずと腰が上がらない。ようやく出掛けたのが到着は12時前後くらいの時間。今日は暑くなると聞いていたから帽子も用意。駅の販売機でミネラルウォーターを買い、持参した断熱マグに入れた。
電車の車中でスタメンメールを受信する。

    平本  カズ
滝澤  根占  鄭   内田
中島  太田  早川  和田
      菅野

中2日だが、替わったのはカズ、鄭容臺、内田の3人だけ。チームの調子は上向きだけれど、怪我人もあって頭数には不安のある苦しいやりくりだ。この試合が終わるとリーグ戦は2週間空くのでそれが救いではある。日程に関しては、J2に比べてもっと余裕があるものだと思っていたが、ぜんぜんそんな印象がない。カップ戦が終わったので少しはましになるんだろうけれど。
相手の大分は、ルイスがメンバー外でがっかり。これでカップ戦含め3戦して一度も出て来てないのはどういうんだろう。それでもカタカナ名の選手が3人スタメンに名を連ねている大分はうらやましく思える。
バスの中で思いついて、三ツ沢近くのコンビニで日焼け止めを購入した。スタジアム入場口には何やら列ができていて、既に開門はしているのに何だろうとみると、サイン会の待ち行列だった。秋葉と、新加入のペ・スンジン。いつもこんな人だかりができる記憶はないんだけれど。つられて遠巻きに見たりして。
最近では立って応援することが当たり前になりつつある。今日はゴール裏中央の上の方へ。すぐ後からやって来たファミリーが後ろの席で「わあ、近くて見やすいね」と言っているのが聞こえ、ちょっとうれしくなる。選手がピッチに入って来たので立って拍手。すぐ気付いて振り返るとやはりお父さんは邪魔そうにしていたので、慌てて席を前の方へ移動。小市民。やはり日差しは強く、さっそく日焼け止めを腕に塗りたくる。
試合開始。
今日の横浜はいつになく攻勢。早い時間から相手陣内でのプレーが多く、どうしちゃったんだろうと、いい意味で。後で知ったことなのだが、大分は慣れない4バックでマークもはっきりせず、かなり不安定だったらしい。ともかく10分くらいから横浜の時間帯で、惜しいチャンスが続き、ここで点が欲しいなと思う。
21分。左SHの滝澤が縦につっかけ、マイナス気味のクロス。内田がDFをひきつけたままスルーして、フリーだったカズがややアウトにかけた豪快なシュートをゴール右隅に決めた。横浜先制! カズダンスはファインダー越しに見たけれど、オートフォーカスしている間に味方選手にもみくちゃにされてしまった。
その後も横浜ペースで試合は続く。珍しくダイレクトパスがつながったり、こぼれ球を拾いまくったり。コンタクトプレーも怠りない。大分は消極的なプレーばかりで、DFが出しどころなく横パスを回してばかりいる。前線の呼び込む動きもなく、FWへの放り込むパスには早川、太田がほとんど競り勝ってはね返す。まったく危なげない。前半はそのまま終了。
ハーフタイム、日焼け具合をチェック。いつも真っ赤にして後で痛い目にあうが今日はいい具合。改めて念入りに塗り直す。
後半スタート。サイドが替わってこちらに向かって攻めてくる平本に大きな声援が飛ぶ。決定機こそないが常に危険な感じがするFWで、ひいき目ではあるけれど相手DFにも緊張感を強いるタイプに思えた。内田、滝澤の両SHもゴールライン近くまで上がってくる機会が多く、久しぶりに目の前でのゴールを期待する。
28分、滝澤からのクロスはファーに。いいクロスだったが見ると走り込んで来たのは上背のない内田で、DFもついていたから「だめか、」と諦めてみていたのだが、ジャンプした内田がヘディングしたボールはキーパーの手をぎりぎりすり抜けてゴールネットを揺らした。2点目! それも内田がヘッドで決めたということもあって場内は大いに盛り上がった。「今日は貰った!」と叫ぶ人にも気が早いとは思わなかった。
33分、ゴール前のルーズボールを決められて1点差。取った後に取られる嫌な展開ではあったし、この頃から横浜の運動量が落ちて余裕がなくなってきていたから、その後はさすがに大分の攻めが増えた。平本を智吉に、傷んだ中島を薮田に代える。主審がタイミングを逸して交替が遅れたときに聞こえた女声での「交替してもいいですかぁ?」の野次には笑った。
そのまま無難に守って勝利。
ゴール裏のお立ち台には内田とカズ。改めて近くで見るカズは本当にかっこよかった。TV出演するときと試合直後の姿では漂わせる雰囲気が違う。ネタはベタだけど最高に楽しい時間。最後のヨコハマコールは今日一番の大きさだった。
あんまり気分がいいので横浜駅までは歩いて帰った。
帰宅後、家族に指摘されて気付いたのだが、頸の下だけが赤くツキノワグマみたいに日焼けしていた。タオルマフラーを頸にかけていたから油断していたのだ。何だか随分間抜けだ。
夜にスタッツを見てみたら、横浜のシュートはわずか6本、対する大分は8本。局面では「シュート打てよ!」と思うことはあったけれど、全体にそうだとは思わなかったから驚いた。まだまだ、ということか。