もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ナビスコカップ敗退

勝てば決勝ラウンド進出のナビスコカップ予選リーグ最終戦。FC東京相手の三ツ沢でのホームゲームは、PKで先制したが直後に追いつかれ、その後勝ち越されて1-2で敗戦。ミドルウィークのカップ戦はまた違ったメンバーでの試合だったが、期待させるプレーも散見できてゲームとしては充分楽しめた。
17時を過ぎた頃には気が急いてもう落ち着かない。今日のスタメンがメールで届いてそれに拍車をかける。

      平本
滝澤  アドリアーノ  薮田
    根占  山口
中島  太田  早川  和田
      菅野

登録ポジションでは4-5-1。恐らくアドリアーノがトップ下で4-4-1-1だろうと予想。平本がスタメンで、ボランチがそっくり入れ替え。センターバックには太田が入った。
定時で会社を飛び出す。地下鉄で三ツ沢上町へ行き、途中弁当を買って到着したのは18時過ぎ。選手がサインボールをスタンドへ投げ込む。珍しく近くまで飛んで来たと思ったらすぐ横の人がキャッチ。みると「8」と書いてあった。アドリアーノのだ。渋い。
スーツ姿だから応援は少し控えようかとも思っていたのだけれど、事が始まればやはり声を出したくなってしまい、席を少し前寄りに移動する。気付けばまわりにも結構スーツ姿がいて心強い。
試合開始。
東京は前回対戦と比べてもけっこうメンバーが変わっていたが、印象はそう大差ない。大宮戦がまだ記憶に強くあるからつい比較してみてしまったが、はっきり言ってしまえば大宮よりも怖さがないくらいだった。唯一の武器がリチェーリのスピードだったが、あくまでチャンスメーカーだった。
横浜は久しぶりに攻撃の回数が多かった。アドリアーノの独りよがりっぽいドリブルや、平本の少ないタッチで周りを使うプレーがアクセントになって、効果的かはともかく、割とボールが動いたのが良い方向に出たんじゃないか。特にアドリアーノはトップ下の位置である程度キープできるし、パスも出せるゲームメーカーとして攻撃面では面白い存在だった。
28分、横浜の選手(平本?)が味方のパスに反応して裏へ飛び出し、倒されてPK獲得。アドリアーノが中央へ蹴り込んで先制した。PKでのゴールなんていつ以来だろう。
直後の30分、左サイドでスルーパスを通され、グラウンダーのクロスを押し込まれてあっという間に同点。クロスが入ったときは菅野がセーブできるかと思ったのだが、ちょうど大旗が視界を横切ってゴールの瞬間は見えず。何にせよ、上手く合わされてしまった。前半は1-1。
後半は、前半と同じように守備をベースにした戦い方だったが、時折チャンスもあって守り一辺倒というわけでもなかった。予選突破を争う大分の状況次第ではあるが、勝たないと予選突破できないという前提で戦っているわけだったし、やはりホーム三ツ沢では勝ちたい気持ちがいつも以上に見えていた。シュートで終わることは少ないけれど、シュートの一本前くらいまでのシチュエーションは数多くつくれていた。見ていて面白いと感じられる試合。
30分、相手の楔のパスがFWにきれいに通り、きっちり落とされたのを二人目の動きで決められる。1-2。
その後は山口に代えてカズを投入したが、チャンスをゴールに結びつけることはできず、敗戦。ナビスコカップ予選敗退が決まった。
試合後の雰囲気は、負けたことへの不満はもちろんあるけれど、プレーそのものには割と手応えを感じた人が多かった様子。ブーイングは少なく、拍手はそこそこあった。自分の気持ちもそれに近いものだ。はじめての2トップには――プレー時間が少ないことも考慮すれば余計に――今後に期待の持てるパフォーマンスが見られたし、攻撃する際の人の動きやパス回しもいい時間帯があった。守備はいつもどおりとも言えるが、あの2失点には厳しい感想がある。崩されての失点と、個で負けての失点、どちらもすぐに修正できるものだろうか。
ともかく、カップ戦はこれで終わり。リーグ戦に注力できることをプラスに考えよう。
週末には同じ三ツ沢で、ともに予選敗退が決まりリーグ戦にかける大分と。アウグストは今日のメンバーには入っていなかったようだが再会を期待していいんだろうか。