もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ただ日程を消化する日々

平日ナイトゲームナビスコカップ大分トリニータ戦。前日はばたばたしていたので、ちょっと早起きして支度する。午後から雨の予報だから雨具は要るよな。寒くなりそうだし着替えは少し厚めがいいかな。靴は革靴じゃあアレだから持って行くかな、などと考えていたらやたら荷物が増えて、カバンに収まりきらなくなってしまった。ええい面倒くさい着替えは無しだスーツで観戦だ、とポンチョとタオルマフラーのみ残して他は放り出し、いつもどおり出勤する。
終業時間が近づいた頃にスタメン情報メールが届いた。ほぼ総とっかえだ。

       薮田
   アドリアーノ
カズ   鄭  吉野   玉野
中島 秋葉 アンデルソン 岩倉
      岩丸

様々な見方があるとは思うが、自分はあまり見ていない選手のプレーが見られるからと期待感が増した。
終業とともに会社を飛び出す。いつもは横浜駅からバスだが、久しぶりに三ッ沢上町駅から歩くことにした。オフィシャルサイトで紹介されていたクラブメンバーショップス「日食 三ツ沢店」で弁当を買おうという心づもりだ。お店の人と少し話したところ、何でも2時半に来た気の早いサポーターもいたそうで。「いってらっしゃい」の声に気恥ずかしさを感じながら三ツ沢へ向かう。
この道は3年ぶりくらい、いやもっとか。少々自信なさげに道を辿って何とか到着。人の気配が異常なまでに少ない。取り敢えず雨を凌げる場所で弁当を平らげる。まだ暖かい弁当をほおばりながら、三ツ沢の売店はご飯ものがないのでこのコースは結構良いかもとか考える。
ポンチョを羽織ってスタンドへ。ガラガラだ。こんなに入ってないのもちょっと記憶にないくらいで、これではホームもへったくれもない。
スーツなので濡れるのはまずいからと、ゴール裏席とはいえ中心からは少し離れたところへ大人しく座る。場所は前半の中島の後ろくらいの位置。デジイチは荷物になるからと代わりに持参したコンパクトデジカメを取り出すが、なんと充電し忘れていきなり電池切れ。大分サポはなぜかアウェイ席の一番隅にぎゅっと押し固まるようにして陣取っている。アウグストはベンチにもいないのでがっかり。寒い寒い。売り子がホットコーヒーを売りに来たので迷わず買ったくらい。
試合は1-2で敗戦。残念ながらこれまで試合に出ていた選手と出ていなかった選手の差を感じてしまった。
ゴールをあげた薮田は試合を通じてメリハリのある動きで目立っていた。カズは守備で大いに貢献し、中島が出かけて不在のときには左SBのポジションでも奮戦していた。途中出場の難波は一人走り回って流れを引き寄せかけたし、滝澤は正確なクロスで薮田のゴールをアシストした。
サブメンバーの中では玉野の気の利いたプレーに感心した。後ろの岩倉との連携はもう一つで試合中に話し合う姿もあったが、らしさは見せた。アドリアーノはボールタッチこそ少ないが、持ったときは可能性を感じさせる雰囲気があった。
だが全体としては安定感に欠け、そこかしこでミスが目立った。
最初の失点は左からのクロス。中島の身体に当たってふわりと浮いたボールに思わず「キーパー!」と声を出したが、岩丸は出られず、しかも相手選手がなぜかフリーでヘディングシュート。2点目は後半早々に、CKをあっさり決められた。
密かに「化けて」くれるのを期待していたアンデルソンは、終始自信なさげなプレーだった。セットプレーの守備などでもマークがあいまいで、単純なクリアミスも多く、周りと意思の疎通ができているようには見えなかった。GK岩丸はキックの精度が悪く、試合勘が戻らないままの90分だった。ボランチはバランスを取ろうとしているのは見えたが、攻撃を組み立てる役割は果たせていなかった。
相手の出来も褒められたものではなかったが、集中力を欠いた2失点は重かった。難波が入ってからのこちらの時間帯で得点できなかったのが響いたように思う。
土曜日は鹿島戦だ。予報ではまた雨。めまぐるしい日程に、ただ試合をこなす日々になってしまっている。選手たちがそうなってしまわないことを祈るばかりだ。