もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

横浜ダービーに勝利。たまりません。

これまでだったらキックオフ1時間前くらいに行くのを、チケット完売では席取りもままならないだろうと早めに行くつもりではあったのだけれど。朝から落ち着かなく、いても立ってもいられずに出掛けてしまう。三ツ沢へ到着したのは15時過ぎで、すでに両チームのサポーターが入場待ちの列を作っていた。
バスの同乗者や傘を振り回して道行く人、列に並ぶその顔ぶれを見て、あらためてFマリノスのサポーターには女性が多いのを実感した。一時期程ではないにせよやはりそういう客層なのだなあと。一方うちは以前見たJリーグのアンケート結果のとおりおっさんが多い。観客数を増やすにはその辺もターゲットに編成すべきなのかなあ。でもあちらのように功労者をバッサリ切るのはあり得ないよなあ、などと考える。
16時、いざ入場。売店は諦めてまず席を確保しにいく。幸いゴール裏の上の方に空きがあったのでそこへ。珍しくど真ん中だ。隣の方へ荷物をお願いして買い出しへ。トイレで用を足し、グッズ売店は鈴生りで無理っぽいので軽食だけ買って戻る。売り子からビールとキュウリ、大好きなチーズケーキバーを購入。チーズケーキバーとカツサンドの売り子は今季からの新登場で、食べ物を売りに来てくれるのはちょっとうれしい。
配られた歌詞カードの右上「vs日産」にニヤリ。
試合前、ゴールの横にBOSSのTV用広告看板(斜めに印刷されていてTVだとちゃんと見えるアレ)が置かれるのにどよめくサポーター。「うちの試合であんな見たことない」。そしてお立ち台には、きれいなお嬢さんが登場。こんなところにもJ1効果が!?

あの窓には両チームのフラッグが。こんなところでもダービーを演出してくれている。

久しぶりのビールにさっそくもよおしてしまうが、とにかく選手たちが出てくるまでと我慢。選手たちがピッチであいさつしたのを見届け、ダッシュ。今日はもう呑みません。
高木監督あいさつ。あちらのブーイングもかき消す大きな声。入れ込んでいるなあとうれしくなる。
スタメン発表。

      久保
 カズ    奥   内田
    山口  鄭
中島  早川  小村  和田
      菅野

報道で聞いていたとおり智吉はおらず、和田が右、中島が左のDFライン。こちらも体調不良という話があった内田と小村、久保は無事スタメン。浦和戦とは両サイドが変わったが、戦い方はおそらく変わらない。
キックオフ前に中田横浜市長がピッチ中央であいさつ。あまりにホーム寄りのあいさつだったので向こう岸からは大ブーイング。こっちはこっちで「言っちゃったよ!」と爆笑&中田横浜コール。
選手入場に合わせて両サポーターがマスゲーム。こりゃあ映像的には良さそうだ。
ここでどうしても言っておく。Fマリノスサポーターが紙吹雪をまき散らした。「やりやがった」。こちらからは怒りに満ちた声、声。だれが試合をできるようにしていると思っているのか。善意のゲームスチュワードや関係者の仕事を増やすな。試合をいっしょにつくっているこちらと、単なる消費者であるあちらの意識の差だろう。三ツ沢は「おれたちのホーム」であることをわざわざ証明しちゃったことに気付いていないのだとしたらおめでたい。
試合開始。
いきなりカズが遠目からオープニングシュート。気持ちを見せる。
開始直後からファイトする両チーム。浦和戦では受けて立つ意識が強かったけれど、今日はまったくひるまずガツガツいく。選手たちはこの試合の意味を充分すぎるほど分かっているのだと感じる。自然にこちらのボルテージは上がる。
7分。裏へこぼれたボールに誰かが走り込み、キーパーと競りながら足を出す。ふわりと浮いたボールはゴールネットへ。先制! いきなりのゴールに熱狂の雄叫びを上げる。場内アナウンスはゴールしたのは早川。「早川だ!」もうひと叫び。
あまりに入れ込んでいたので、その後試合を通してあまりちゃんとした記憶がない。覚えているのは断片的なプレーと、試合の大まかな流れくらい。写真も試合中はほとんど撮っていなくて、たまのセットプレーくらい。

滝澤のフリーキック。まともに写っていたものから。
横浜の激しいプレス。ブロックをつくって待ち受けるだけでなく、相手ボールホルダーに大してプレスをかけるのが目立った。高木監督がところどころで言っているJ1仕様の一端だろう。奥がクレバーにパスコースを切る動きを見せ、内田とカズは運動量豊富に追い回した。
ディフェンスは相変わらず。Fマリノスの攻撃はサイドへ散らすか中央のドリブルの2択。サイドは和田、中島だけでなく周りも連携してしつこく守り、横へのドリブルには最後までマークを外さず。ひとり躱されても次、次と。縦のドリブルは人数をかけて絡め取った。常に数的優位に立つよう献身的にみんな走る走る。
そして今日も菅野。何度もピンチを救う。ハイボールの処理は危なげなく、セットプレーで中澤が目立ったのは一度だけ。反対サイドでよく見えなかったプレーでも、帰宅後に見たTVではまた奇跡的な反応でゴールを守っていた。
後半になると、どうしても守り切る意識の強い横浜が防戦する構図。プランどおり運動量を求められる両サイドを、カズに替えて滝澤、山口に替えて難波。内田が下がって難波が右に。難波はやや高めの位置取りでカウンターを狙う。風邪をおして出場した久保は徐々に運動量が落ちていたので、そこへのてこ入れもあったかもしれない。
相手のフリーキックも枠内へは飛ばず、そのままタイムアップ。歴史的な勝利を飾った。気持ちで上回った方が順等に勝った試合だった。
マンオブザマッチは早川。早川本人の発声でヨコハマコール。テキーラ含めひととおりやって、たぶんここで喉を痛めつけてしまった。楽しかった。

帰り際にイヤーブックとカレンダーを購入(現在鑑賞中)。
帰りはあまりの混雑ぶりに、バスは諦めて徒歩で横浜駅へ。行きは振り回しながら歩いていた傘を畳んで帰るあちらのサポーターを見てかわいいと思ったり、すれ違いざまに「横浜ダービーだ」との声に誇らし気に思ったり。
家族にはチーズケーキバーのストロベリー味をお土産。なかなか好評だった。
スーパーサッカーを見ると大きく取り上げられていて面映い。そういえば入場待ちでtvkの取材がいて、すぐ横の人がインタビューされていたっけ。あれが放送されたら恥ずかしいな。
そこで力つき、こたつで眠ってしまった。誰も起こしてくれないのな。