もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

浦和の調子はどうなの

ゼロックススーパーカップ、浦和vsガンバをTV観戦。例年あまり興味のない試合だが、今年は開幕戦の相手・浦和のサッカーの前知識を入れたいがためにがんばって見た。
場所は国立。風が強く、スタンドもベンチも寒そう。結果は4-0でガンバの圧勝。ガンバの良さばかりが目立ち、浦和は試合を通じて低調だったのであまり参考にはならなそうではあるけれど、浦和がどんなサッカーをするのかの断片は見られた、のかな。
しかし浦和は昨季チャンピオンの面影なし。去年の2冠でモチベーション低下とかあるんだろうか。
浦和のスタメンは、

      ワシ
    山田  ポン
小野  阿部  鈴木  平川
  ネネ  内館  坪井
      山岸

システムは3-4-2-1。闘莉王の代わりに内館が入っている。

  • ガンバのトップが持ったときは中央へ絞る。絞り過ぎか、逆サイドが大きく空く。
  • 小野、平川の両サイドは効果的なからみがほとんどない。
  • 小野は起点としての仕事をしたいようだ。持っても簡単にさばいたりはせず、低い位置からでもけっこう放り込んでくる。トップのワシントンへ当てるのが基本。
  • 小野の存在感の薄さに驚く。もともと「怖さ」を感じさせるタイプの選手ではないけれど、持ったときの怖さでいえばポンテや山田の方がずっと怖い。奪われた後の守備への切り替えも遅いし、同サイドのネネもたまに上がるからその裏はおいしそうだ。
  • 阿部はボールをさばく回数も少なく、まだまだフィットしていない印象。
  • FWはあまり前から追わない。
  • コンパクトにする意識が高い? カウンターを受ける場面では裏に大きなスペース。
  • 遅攻での守備は人数もかけ固いから、抜く前にシュートを打っていくのもいいかも。
  • 守り方はシステムで守るのではなく、DF個人の能力に頼るところが大きい。出されない守備ではなく、出された後で1対1に負けない守備。坪井が典型的。
  • 解説の北澤は「切り替えが早い」と言っていたが、そうは見えない。むしろ遅い。

前半でおなかいっぱい。後半はダラ見になったが、試合のリズムも変わらず新しい発見もなかった。3失点目の後はもうぐずぐずになってしまい、まったく参考にはならなかった。
ガンバにはここまでやってほしくはなかった。自信過剰でなめてくるくらいが良かったのだが、これでは緊張感や飢餓感を抱かせてしまったかもしれない。
どちらにせよ、これが浦和の力というわけでもあるまい。"劇薬"闘莉王がいるのといないのとではチームの雰囲気もずいぶん違うはずだ。ただ、開幕戦でどういったマッチアップが楽しめそうかとか、想像を巡らすには十分な材料になった。