昨日の昼過ぎ、定期券が切れそうだったので駅まで買いに行き、その足でゲーム屋へ行ってみた。もう15年以上も前から通っている顔なじみの店で、もともとは町の玩具店だったのが数年前にゲーム専門になったところだ。さすがに学生の頃と比べるとゲームで遊ぶことはめっきり減ってしまったが、今でもたまに顔を出し、たまに買うときは必ずここで、他の店で買うことはほとんどない。
おばちゃんに「ない」と言われるのを予想しながら「Wiiありますか？」と言ってみると、常連さん用のストックがあるから出してくれるという意外な答え。驚いたものの、いつか買ってやろうと思っていたから躊躇はしなかった。こういうことがあるから町のお店って好きよ。量販店ではなかなかこうはいかない。
慌てて銀行へ行き、貯金を下ろして戻る。
同時購入のソフトは「はじめてのWii」と「Wii Sports」にした。「はじめてのWii」は文字通りの入門ソフト。リモコンがひとつ付属しているので二人以上で遊ぶならお買い得。「Wii Sports」は5種類のスポーツゲームが入っている、こちらも入門にはちょうどよい定番ソフト。最初っから難しそうなの買ってもしかたないしね。
レジで袋に入れてもらっていたら、後から来た家族連れの「Wii売ってるよ！」という興奮気味の声が背中越しに聞こえる。でもこれが最後だと聞いてがっかりと肩を落とす少年の姿に申し訳なさを感じる。ごめんな少年。家までの道行きも、袋から覗く白い箱に子どもの視線が注がれやしないかとすごく過敏になっていた。そこまで後ろめたいことしてるわけじゃないのに。
家に着くと家族は駅伝を見ていたので、終わるまで大人しく待つ。自分の部屋じゃ狭くて遊べないから仕方ない。床に並べて写真を撮ってみたり。
ようやく駅伝が終わったのでセットアップ。センサーはテレビの上にぽんと置く。WiFiはうちのAirMacベースステーション（初代）とも難なくつながったのだが、それから本体のアップデートなのか何なのか、延々とダウンロード処理が走って戻ってこない。お茶を煎れて時間を潰す。なかなか遊べない。
ようやく謎の処理も終わって遊べるようになったので、まず自分の似顔絵キャラ「Mii」を作成する。家族の分もつくったのだが、思えばここが一番ウケたような気もする。うちの一家はみなマンガみたいな顔なのでつくりやすい。
その後、夕食までひとしきり遊んだが、意外と疲れるのね。そんなに一所懸命振り回さなくてもいいのは頭では分かっているのだが、ついオーバーアクションになってしまう。
一番のお気に入りは「はじめて―」に入っているビリヤード。突く感じが気持ちいい。「―Sports」の野球はスイングのタイミングがどうしても合わず、10球打てば8球はファールだ。ひどいね。
今日、会社から帰ると電源がオンになっていた。どうやらスタンバイ状態なのを電源が入っていると勘違いしてスイッチを押したらしい。これだから貧乏性ってやつは。
