もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

三崎幸恵アナで聞く高校サッカー

午前中は部屋の掃除をするが、やはり例年どおり出てきた雑誌や新聞などを読んでしまい一向に進まない。午からtvkで生中継があるのは知っていたので、正月用の餅を食いながら高校サッカー・桐光学園vs大阪朝鮮をTV観戦する。
会場は見慣れた三ツ沢だが、スタンドは見慣れないくらいにぎっしり。地元の桐光は当然として、大阪朝鮮の応援も結構な人数だ。実況では他の朝鮮学校からも横繋がりでだいぶ来ていたんだとか。すごいねえ。
その実況はtvk三崎幸恵アナ。この人の実況って好き。フジあたりの「アイドルアナ」がたまに副音声でやってる代物とはまったく違う、普通に聞けるサッカー実況ができる知る限りで唯一の女子アナだ。地上波で代表戦をやってる幾人かに比べても遜色ないどころか、この人の方が技量が上だと思っている。以前見たシーンで、ハーフタイムのインタビューであまりに具体的な質問をされた監督が一瞬面食らった顔をして、すぐ戦術的な話を返していたのが印象に残っている。
解説は奥寺社長。
地元なのでやっぱり桐光学園びいきに見る。
試合が始まると、フィジカルで圧倒する大阪朝鮮の「ロングボール主体の高校サッカー」が押し込む。わっと囲んで奪ったらドン。ディフェンスラインから中盤へつなぐことはほとんどない。80分間これをやるのか、それとも時間帯で使い分けてくるのかと見ていたが、どうやらずっとやるらしいのが分かってちょっとがっかり。こういうのはTVで見るのはきつい。桐光は左サイドから崩したい?ようにも見えるが、いかんせん自由にボールを持たせてもらえないから何も出来ないに近い。
そんな調子がずっと続くのかとも思えたのだが、前半残り10分くらいから桐光が、相手のペースに慣れてきたのかようやく形を作り出す。1対1でも粘り強く競って、縦に早いカウンターで反撃。後半に入ってもその流れは変わらず、試合終盤まで続く。
後半33分、狭いエリアをドリブル突破でファールをもらい、得たゴール前のフリーキック内藤洋平#10が直接決めて桐光が先制。残りは時間を使ってそのまま逃げ切った。
お互いにリスクの少ないサッカーをしているとはいえ、ミスが少ないのに驚かされる。単純なパスミスボーンヘッドはほとんどなかった。そういう意味ではレベルの高い試合だったのかも。
試合後のインタビューでの内藤の雄叫び、キレっぷりが何とも言えない。興奮している高校生なんてあんなものかもしれないが、あれはなかった方が良かった。