もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

これこそ昇格争い

日立台での柏レイソル戦。後半残りわずかで怒濤の2得点、価値ある引き分け。いやぁ、盛り上がった。チームと一緒につとめて冷静にしてきたが、今日だけはすっかりたがが外れてしまった。これぞ昇格争いという実感がたっぷりの好ゲームはおおいに楽しめた。
はじめての日立台上野駅での乗り換えでもたくさしていたら乗るつもりだった電車が行ってしまう失態で、スタジアムに到着するともうすっかり満席状態。しょうがないので申し訳なくも階段で突っ立っての観戦。当然人が通るから落ち着かず、持っていったカメラを取り出すのは諦めて応援に専念することに。いつもゴール裏席にいるとはいえ、ゴール裏らしい観戦スタイルは久しぶりなのだった。
スタメン発表は、アナウンスがぜんぜん聞こえない。

   カズ    城
ルイス  鄭  山口  内田
中島  早川  小村  智吉
      菅野

風船のマスゲームで選手を迎え、キックオフ。
立ち上がりから柏の選手の動きが目立つものの、横浜はまずまずの守備でいつもの試合運び。チャンスはお互いにあって、そういう意味では横浜としては上手くない試合か。
27分、ディエゴのFKは直接ゴールを狙うような軌道で、岡山が押し込んでゴール、先制を許す。ディエゴにしろリカルジーニョにしろ、インプレーでは良さを出させないような対応が出来ていたが、セットプレーでやられたのは悔しい。
前半残りわずかで、ルイスが右サイドで柏サポーターをも唸らせる素晴らしいテクニックでキープ。相手をごっそり引きつけたところで中央へパス。左へ、左へ、と繋がり、逆サイドまで渡ったところから折り返しのクロス。これをルイスがヘディングで決めて同点とする。前半のうちに追いつけたのはでかい、とこの時点では思いながら前半は終了。
ハーフタイムになってようやくその場へしゃがみ休憩。でも人通りが増えてまったく落ち着かない。みなさんすみません。
後半は興奮してあまりよく覚えていない。横浜は早々にカズに替えてアレモン。柏はお得意のフランサ投入。前回の対戦でもそうだったが、フランサが入ってすぐの時間帯は守備が少し混乱させられる。22分にはPKで、24分にはクロスからディエゴに2失点。何とか我慢して欲しかったが…。
2点のビハインドになったわけだけれど、このときは見ていても気持ちは下を向くわけでもなくて、ただ選手にやってくれと願うばかりだった。しばらくするとゲームは落ち着いて元に戻るのだが、今振り返ってみれば柏は守る気はなかったのだろうかといぶかしむような、横浜のカウンターのチャンスが数多くあった。アレモンもようやくらしさをみせて単独突破からのシュートを放ったり。アレモンへのマークもそれほどきつくなかった。
右SBに崔成勇を入れると横浜がぐっと攻勢に出て、シュートがバーを叩いたりで俄然ゴールに近づいた37分、右からのクロスをアレモンが叩いてゴール! 続いて39分、城がペナルティエリア内でキープ、柏のDFがわっと取り囲んだと思ったら足下からボールが転がり出てきて、飛び出したGKも抜きゴール前へコロコロと。これをアレモンが詰めて同点ゴール! もう絶叫、絶叫。試合終了のホイッスルが鳴ると、スタジアムのぐるりを囲んだ黄色は声を失い、一部の青だけが歓声をあげた。
これまで昇格争いしている中でもそれほどプレッシャーを感じなかったし、いつも冷静に見ていられたのだけれど、今日は解放してしまった。傍目にも見苦しかっただろうと想像できるくらい意味のない叫び声をあげた。日立台という舞台、レイソルという相手、そしてこの試合展開にすっかり身を投げ出してしまった。疲れた…。
行って良かったよ。
帰り道の途中で号外を配っていた。なんとついさっき終わったばかりの試合の結果を報じたもので、PKになった菅野のプレーの写真がでかでかと。すごい。道行く人もみんな驚いていた。やるな、朝日新聞。横浜でもこういうの欲しいな。
帰宅して家人に「引き分けた」と告げると、ガッツポーズを返されてしまった。よくわかっている。教育もずいぶんと行き届いてきたものだと笑う。ちょうどtvkでは今日の試合の中継が始まるところだったので、夕食を採りながら観戦。柏視点で制作したのを買い取って放送してるだけなのね。横浜サポーターが映る度に画面を指差して「(自分は)このへんにいるはず」とか言ってみる。