もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

日本vsブラジル

開始10分で中田英がもう走れなくなってた。2試合分の疲れが残っているのがありあり。それでも試合を通じて一番動いていたのはその中田英だった。試合後にぶっ倒れたまましばらく起き上がれず、その後のインタビューで「疲れてたので」と言ったのは照れ隠しだけじゃないだろう。お疲れさま。
ブラジル戦について言えば、3戦の中では一番良かったと思う。玉田と巻の2トップはゴールへの意識が高かったし、稲本と中田英ボランチは相手から奪おうとリスクを負って躊躇なく前へ出た。為すべきことを分かっている選手が多かった。4点取られたのは、残念ながらブラジル相手では妥当だろう。
総括としては、日本は想像していた以上にだめだった。大会直前には「これまでも土壇場ではやってきたのだし、もしかしたら」と根拠もなく期待したのだが、そんなに甘いわけがないのだった。日本はこの大会に何の印象も残さなかった。対戦した国の人にさえ、日本がどんなプレーをしたか思い出しては貰えないだろう。
ジーコは敗因に「プロ意識のなさ」を挙げたけれど、まあその通りだと思う。このチームにはいつも闘争心がなかった。それはもう何年も感じてきたことだったから、当事者のボスが今更言うのもおかしいのだが。
中村頼りの攻撃は、中村の不調で思惑がまったく外れてしまった。それでもスタメンから外さないし途中交替もさせない。中村を外して小野を入れればいいんじゃないか、と思っていたがそれもなし。打つ手を全て打ったとは思えない。ずるずる下がるだけのDFラインには心底がっかりした。見ちゃいられない。ディレイするだけの守備には戦術が見えなかった。個も大事だが、あったはずの組織を捨ててしまったのでは話にならない。
評価してなかった何人かの選手――アレックス、川口、稲本、玉田、etc.―は、この大会を見て大いに見直した。何人かの選手はますます嫌いになった。次の監督は誰でもいいが、選手選考では技術よりも気持ちのある選手を選んでほしい。