もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

日本vsクロアチア

あのオーストラリア戦に比べれば、よく戦った日本代表。正直な感想としては、思っていたよりもずっといいサッカーをしていた。もっと駄目だろうと悲観していた。
だが結果はスコアレスドロークロアチアの重さを考えれば勝てた試合だった。「可能性は残った」とか「ブラジルに勝てば」とか、楽観的に過ぎることはあまり口にしたくない気分だ。
前半はよくボールを散らし、日本の持ち味であるパスサッカーでリズムを掴みつつあった。MFはミドルレンジからも積極的にシュートを打っていたが、残念なことにこの期に及んでもFWにはシュートの意識が薄かった。ミスから相手に決定機を与えるのは相変わらず。福西の軽い守備や中村の持ち過ぎ、柳沢のぞんざいなボール扱いが目立つ。
クロアチアは得意の右サイドから攻め、居るだけの左SBアレックスはクロスを一本も防げないが、中央と合わず助かった。宮本のファールで与えたPKは川口が読み切ってセーブ。川口なら止めるんじゃないかと思ったら本当に止めてくれた。
中村の調子が悪かったのは悔やまれる。得意のFKでも集中力を欠き、最後までボールをこねくり回すだけで90分間を終えた。小笠原は良いときに見せるようなアイデアが乏しかった。
FWが何もできなかった。中田英やアレックスが遠目からがんがん狙っているのとあまりに対照的だった。DFラインの裏を狙った動きは少なくとも画面には一度も映らなかった。替わって入った玉田、大黒もほとんどボールを触れず。残りわずかでアレックスが左からえぐって上げたクロスに対してひとりもニアに飛び込めないのは、決め事がないからとはいえ、さすがに声を荒げてしまった。
加持は病み上がりとは感じさせない動きだったが、後半バテて上がれなくなった。後半にはピッチ上の全員がバテてしまう悪条件だった。
試合終了のホイッスルが鳴った直後、スタジアムにいる日本サポーターが大写しになったのだけど、引き分けなのにピョンピョン飛び跳ねながら喜んでいるのを見て、唖然とした。喜ぶのは彼女の勝手だが…。
今日は何故かBSでの中継がなく、嫌々ながらテレビ朝日での観戦だった。角澤の実況は間違いばかりで「実況にツッコミを入れる」という無駄な作業が増えるのが苦痛だった。途中からかろうじて聞こえるくらいまで音を絞っていた。