もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vsアビスパ福岡

同行者が雨を嫌って「行かない」というので、ひとりで家を出る。
三ツ沢に着くとまず今年バージョンのマフラーを買い、首に巻いてスタンドへ上がる。雨はまだ落ちていないが、もう寒いのでマフラーは必需品。
10月の月間MVPが発表される。北村がたどたどしい受賞の挨拶。
スタメン発表。

    カズ   城
吉武  山口  内田  北村
中島 河野 トゥイード 智吉
      小山

横浜のユニフォームを着た小山の生プレーを見るのは初めて。ベンチには久保田が入り、試合前の練習では豪快なシュートを見せていたので期待が高まる。
黙祷のあと、キックオフ。ちょうど雨粒が落ちてきた。
試合はいきなり動く。左サイド前方のスペースへのパスを受けた吉武がドリブルでつっかけ、PA内で倒されPKを得る。キッカーはカズ。確実に決めて、開始7分でいきなり横浜が先制する。
続けざまにチャンス。内田がコースを狙った左足ミドルシュートを放つが惜しくもGKに弾かれる。続くCKのチャンスで、ゴール前にこぼれたボールに再び内田が右足ミドル。今度は決まって10分で2-0! ちょっとありえない展開に、しあわせいっぱいの浮ついた雰囲気が漂う。
この2点の後、雨脚が強くなって慌ててポンチョを着る。
福岡の反撃。短いパス交換での中央突破とサイドの積極的な上がりで何度もチャンスメイクするが、横浜の守備もよく踏ん張り、危なっかしいながらも守り抜く。1対1の局面ではよく我慢し、簡単に振り切られるシーンは少なかった。
横浜も攻められっぱなしではなく、城のポストプレーを起点の攻めで対抗。
44分、中央の山口から前線への縦パスを受けた内田が、中に切れ込み左足でシュート。ゴール左隅に決まって、なんと前半は3-0というスコアで終了する。
ハーフタイムには、市営地下鉄のキャラクター「はまりん」が登場。キャラよりも、お揃いの傘で続いて歩く子どもたちが愛らしい。
後半は、福岡が2人の選手交代をして当然前掛かり気味でスタート。横浜は受けに廻ることもなく、前線から積極的に追っていく。
14分、横浜がカウンターのチャンスで右に展開するも、北村がトラップミス。奪われたボールを一気に縦に持って行かれ、クロスをファーから宮崎に押し込まれる。ミスからの失点で良くない点の取られ方だったが、まだ2点差。
33分、左サイドの縦パスに対応した河野が後手を踏んでしまい、この日2枚目のイエローで退場。2枚ともちょっともったいないカードだった。山口がDFラインへ下がり、直前に交代していた信義がボランチの位置へ。
この退場で試合は福岡の流れになり、かなり押し込まれるものの、追加点は許さず3-1で勝利した。
この試合を最後にシドニーFCへ移籍するカズへ、ゴール裏ではマスゲームが。懐かしい巨大日の丸もバックスタンドに現れた。

  • 2得点の内田だが、守備にもよく貢献してMan of the Matchも納得の出来。バックスタンド側のタッチラインぎりぎりに出した縦パスはしびれた。
  • 城中心の攻撃はかみ合っていた。カズとのコンビも魅せた。カズ加入でまず期待したプレーが、ようやくとはいえ見ることができた。
  • 吉武はドリブルがキレキレで、今日一番危険なプレーヤーだった。後半の決定機にシュートを打てなかったのは残念。
  • トゥイードがいるとやっぱり違う。河野とのコンビは、スピードのある福岡のFWには合わないかと思ったが、慌てることなくよく対応していた。
  • 小山はさすがに経験豊富なGKだけあって、安心して見ていられる。こんなGKが控えにいたんだから贅沢だよなあ。
  • 帰りのバスはすごい行列。乗ったバスのO運転手は運転が荒く、おつりを間違えた女の子に舌打ちするなど酷かった。せっかくの快勝に水を差され残念。