もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vsヴァンフォーレ甲府

夏休み最後の週末らしく、バス待ちの列からスタジアムまでの道路、入ってからも売店の限定グッズ行列と人混みが続き、試合前から少しぐったりぎみ。売店でおにぎり(今回から一個ずつバラ売りになっていた)と飲み物を買い、最近お気に入りのゴール裏隅のほうに腰掛ける。今日はアルコールは控える。
試合前に新加入の二人があいさつがあった。山口の短いながらも感慨深いあいさつと、浮氣のモチベーションの高いあいさつ。やはり山口の人気は絶大で、これもあってスタジアムの雰囲気は上々。
同じく試合前、今日の審判団4人がピッチを使ってウォーミングアップする、あまり見慣れない光景。センターラインに沿って何往復かランニングし、近い観客から拍手などもらっていた。主審が岡田正義だというのは後で知る。
選手のウォーミングアップ中には、丁寧におじぎで応えるシルビオに何度も繰り返してコールが送られる。その度に律儀に返すシルビオ。母国の代表に選ばれたという発表があったので、てっきりもう日本にはいないと思っていたのだが、今日はベンチ入りしていた。最近出場機会が少なかったし、この時点ではあまり注目していなかったのだが…。
ゴール裏では陽気で怪しげなフリつきの「Y・F・C」コールが披露されていた。自分でやるのは恥ずかしかったから遠くから微笑ましく眺める。
スタメン発表。

    城   カズ
智吉  山口  内田  佐藤
中島 浮氣 トゥイード 岩倉
      菅野

センターラインは前節のまま。山尾はどうしたのだろう。左SBに中島が戻り、岩倉は右SBに。
試合開始。直後から、試合のペースを掴むためお互いが攻め合う。
5分、左サイドからのグラウンダーのクロスに誰も触れられずゴール前を抜け、一番外にいた池端が詰めてあっさり失点。また開始直後か! …もう言い飽きた。
その後は先制した甲府が無理せずのJ2らしい戦い方で、横浜が若干多く攻撃するものの、得点の気配はあまりしないまま試合は進む。カズのシュートがクロスバーに弾かれた。こういうのはあまり縁起が良くない。
案の定、42分。甲府のCK。プレー前に「あの辺に入れられたらやばいんじゃないかなあ」と思っていたまさにそこへ、藤田の正確なキック。飛び込んだ奈須がフリーで叩き付け2点目。これにはがっくりきた。前半は0ー2で終了。
嫌な時間帯での失点はまだ続く。後半2分と5分にバレーに立て続けに決められ、0ー4。気持ちも切れかけて、あと何点取られるんだよと頭を抱えていた。
11分、内田に変えてシルビオ。間違いなく今日一番のポイント。この交代が何もかも変えてしまった。入った直後にカウンターの場面で2列目から躊躇なく飛び出し、深く持ち込むと角度のないところからシュート。ゴールに転がり込み、ようやく1点を返す!
シルビオは入った直後から精力的に動き回り、中盤を活性化させた。それまでは相手に対して下がって待ち構え、ディレイさせるだけの守備だったが、シルビオは積極的に追ってリズムを横浜へ取り戻した。山口が中央でバランサーの役割なので、もう一人のボランチは同じことをしていちゃだめということだろう。内田はそつなくこなしてはいたが、攻撃で仕掛ける場面は少なかった。甲府もカウンターからFWが抜け出しかけるものの、その後はもう完全に横浜ペース。
20分、城がファールで得たPA手前のFK。壁が近いんじゃないかといぶかしんでいたのは観客だけで、カズは気にもせず直接ゴールを狙うキック。良くコントロールされたボールは壁を越えニアのネットを揺らした。2点目!
39分、シルビオのCKをトゥイードが飛び込んで強烈なヘディングシュート、3点目!
北村がサイドをえぐったり、富永が高さで競り勝ったり、横浜の惜しいシーンはたくさんあったのだが、結局1点及ばず、3ー4での敗戦となった。
自分は3失点目で今日の勝利はないだろうと諦めたが、その後良く盛り返し、少なくとも絶望感に苛まれながら帰路につかずに済んだことにはほっとしている。しかし負けは負け。悔しいが、これで第3クール首位というのは絵空事で終わったろう。
次はすぐの水曜日に、同じく三ツ沢で、首位京都戦。京都はシーズン開幕当初の圧倒的強さが薄れてきたようだが、それでも横浜には厳しすぎる相手だ。今日のように無策なまま失点を重ねれば、付け入る隙もなく完敗だろう。
シルビオまだいるのかな。スタメンで使ってほしい。